私のカクゴ

医療法人オレンジグループ 代表 紅谷浩之
べにやひろゆき

紅谷浩之

福井県生まれAB型
職業:医療法人オレンジグループ 代表
趣味:新しいことを考えること。アイデアを拡散させること。
座右の銘:自分に甘く、他人にはもっと甘く。

1976年、福井県福井市生まれ。福井医科大学を卒業後、救急・総合診療を中心に研修し、名田庄診療所、高浜町和田診療所にて在宅医療、地域医療を学ぶ。その経験を生かし、2011年福井県内初の複数医師による在宅医療専門クリニックを福井市内に開設、2020年に長野県軽井沢町にほっちのロッヂを開設。2022年、「ほっちのロッヂ」の取り組みが、様々な賞を獲得。同年、つながるクリニックを新築し、カフェとフィットネスジムが一体となった「つながるベース」始動。在宅医療という視点から、住み慣れた場所で幸せに自分らしく生きていくことを支えるため、地域づくり、まちづくりにも取り組んでいる。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

医師3年目で地域医療の現場に身を置き、病気や医療が生活や人生をコントロールするのではなく、病気も共存できる生活や人生を送るために医療は人の人生にとって便利な道具になる方が良い、と気がつきました。さらに地域医療を実践する中で、医療者がやりたいことよりも、地域の人たちが求めることを(たとえ制度やお金が足りなくても)やる方が最終的には長続きするし、成り立っていくことを体験しました。その後、街中に戻ってみると、へき地では当たり前に行われている在宅医療が逆に進んでいないことに気づいて、在宅医療を中心にした地域医療を行っていくことを決意しました。街中での地域医療でもへき地と同様に、地域のニーズに応えられるチームでありたいと思っています。

現在の仕事への想い

現場のニーズに気づいたら、まずはやってみる。職種や制度やお金を言い訳にせずにやってみる。制度は過去のニーズに沿って作られたもの。我々が制度の方を見てしまっては、現場のニーズから離れていってしまう。と考えています。地域医療は社会のニーズの最前線です。ここで聞こえてきたニーズに真に向き合っていけば、それはやがて制度や仕組みにつながるはず。まずはニーズ。現場主義。それが未来の制度や、未来に生きる人たちを支える原点になっているはず、と思います。人の生活や人生、という複雑なものを支えるためには、複雑なものを受け入れる体制と度胸と覚悟が必要と考えています。

あなたにとって覚悟とは

こういうときはこういう手法でやろう、もめないようにこういうルールをつくろう、などと仕組みやルールをつくってしまうことは簡単ですが、そうしてしまっては、変化していくことがあたりまえの「人の生活や人生」を長く支え続けられるチームをつくることはできない、と考えて、「ルールは作らずとことん話し合うこと」「多数決は禁止、共感で決断を醸成する」「できるだけ迷う」「異なった意見を持っている人とこそたくさん話す」「同職種や同所属だけで話をしない」など、とても面倒くさいけれど、それらを大切にしていきたいと考えています。

カッコイイ大人とは?

自分の得意なことや専門を磨きながら、自分の苦手なことも素直に認め、他人の得意なことや専門を尊敬し、憧れることに力を惜しまない。自分の枠を自覚し、その枠では支えきれない限界を知り、自分の弱点を知り、それを支えてくれる仲間と組み、弱いからこそつながれることを喜びにする。スーパーマンになる必要はなく、弱みも見せるのがフラットな関係への第一歩。ちゃんと尊敬すべき仲間に弱みを見せて委ねちゃう。その態度が、周囲の応援を生み、困ったときに助けてくれる連携が完成します。そして、仲間が弱さを語り頼ってきたときには、しっかり支えられるように自分の専門性を磨いておこう。頼られた一瞬に力を貸せるように、見られていないときも動き続ける時計のように。

今後の展望

地域医療は医療者だけが行うものではなく、一般の人も一緒に「まちづくり」として取り組むものになっていくのではないか。だとすると、医療者はそんな地域でどのように佇み、どのような距離感で関わり、どんな新しい役割を持つのが良いかを考えていきたいと思っています。「健康」は病気がないこと、という考えから脱却し、「時には病や死とも向き合いながら、自分の選択で、自分らしく前向きに、自分らしいチャレンジをしながら、自分の基準の幸せな暮らしをする」という健康的な暮らしを取り戻す方法を、地域の人たちと一緒に考えていきたいです。

若者へのメッセージ

医療や福祉の仕組みや考え方が、高度経済成長、人口増加時代のまま止まってしまっている。が、時代は、少子高齢化、人口減少、多死時代、経済停滞時代。であれば、医療の仕組みや考え方も変化しなくてはならないのでは?戦争、災害、貧困、経済発展、時代に合わせて医療は変化し続けてきたはず。医療や福祉を学ぶことで、人々や地域社会、時代、を元気に幸せにしたい、と思ってこの分野にやってきた若者は、ぜひ新しい時代の、医療や福祉を考え、実践してほしい。「自覚者が責任者」気づいた人から動き出すしか、変えることはできないから。また、医療や福祉ではなく、建築・工学、社会学・人類学、アート・エンタテインメント、などさまざまな分野から医療や福祉のアップデートを刺激する必要がある時代。多分野からの参入にも大期待です。

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メガネは医療機器ですが、今ではおしゃれのために使われて生活や暮らしに密着している。病気だから、障害だから、ではなく、人生をより豊かにするためのもの。私も医療者としてメガネのようになりたいと思っています。

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