私のカクゴ

印藤内科クリニック 医師 印藤直彦
いんどうなおひこ

印藤直彦

香川県生まれB型
職業:印藤内科クリニック 医師
趣味:サッカー(現在は観戦のみ)
座右の銘:有言実行

1982年香川県高松市生まれ。大阪医科大学(現大阪医科薬科大学)医学部医学科を2007年に卒業。大阪の市立豊中病院で初期臨床研修医として2年間、その後消化器内科を専攻し、後期研修医として3年間勤務。2012年より淀川キリスト教病院消化器内科で7年勤務後、2019年より康心会消化器内視鏡クリニック大阪福島院の院長として3年間勤務。その後大阪から生まれ育った香川県高松市へ戻り、2022年5月に元々の夢であった自身のクリニック、印藤内科クリニックを開院し現在に至る。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

私の父は開業医で、家と診療所が隣接していたため、必然的に医者という仕事が身近に感じられる環境でした。直接診療しているところを見ることはほとんどなかったですが、夜中に突然やってくる患者さんに対応したり、一緒に出かけていると地域の方々から感謝されている父を見て漠然と、かっこいいな、医者っていい仕事なんだなと思うようになりました。父は特に私に医者になれとは言いませんでしたが、「医者という仕事は自分の大切な人を守れるいい仕事だよ」と話していたことは今も記憶に残っています。そのような環境で成長する中で、私も将来の夢として医師を志すようになりました。

現在の仕事への想い

私が1番力を入れてきたのは胃カメラや大腸カメラといった内視鏡です。私の使命は、内視鏡検査に対するハードルを下げることだと思っています。近年の内視鏡技術の進歩は本当にすごくて、現在は胃がんや大腸がんの診断だけではなく、様々な疾患の治療も行えるようになってきました。また、鎮静剤をうまく使うことで検査は本当に苦しくなく、楽に受けることができます。しかし、残念なことにまだ「胃カメラ、大腸カメラ=苦しい、しんどい」と思っている方が多く、その傾向は特に都会よりも地方の方が強く感じます。そのため、胃がんや大腸がんで苦しむ方を少しでも減らすためにも、1人でも多くの方に検査を受けていただき、早期発見、早期治療の大切さを知っていただきたいと思い、日々の診療を行っております。地方であっても都会と同じクオリティで検査や治療が受けていただけるクリニックを目指して日々勉強しております。

あなたにとって覚悟とは

23歳の時、内視鏡を生涯の仕事にするきっかけとなった出来事がありました。私の父は、元々肝臓の病気があったのですが、たまたま帰省していた大学5回生の時、突然父親が私の目の前で大量に吐血をして倒れました。私は気が動転しそうになりましたが、何とか自分を落ち着かせ、父の呼吸や脈を確認し、すぐに救急車を要請しました。元々主治医をしてくれていた叔父の病院に搬送され、専門の先生が緊急内視鏡をすることになりました。今思うと、家族が見守ってる中で生きるか死ぬかの緊急治療をすることはとても緊張すると思いますし、嫌だっただろうと思いますが、その内視鏡の先生はものの見事にバシッと血を止めてくれました。それは私にとって衝撃でした。ただの検査用の機器だと思っていた内視鏡で救える命があるんだということを身をもって知ることができたのです。その瞬間「俺は将来内視鏡をやる」と心に誓いました。

カッコイイ大人とは?

いくつになってもチャレンジしている大人はかっこいいなと思います。結婚して子供が産まれ、仕事が安定しても尚、新しいことにチャレンジしている大人はやっぱり見ていてすごいなと思いますし、尊敬します。私はこれまで、「父の意志を受け継ぎ、地元で開業する」という夢に向かってチャレンジしてきました。これが実現できたのは、自分のわがままに付き合ってくれた家族があってこそなので、本当に感謝しています。そして実現できた今、次は子供達に「お父さんかっこいいな」「あんな大人になりたいな」と思ってもらえるように、常にチャレンジしている背中を見せ続けたいと思っています。全力で遊んでいる大人ほど仕事も頑張れていると思うので、仕事だけでなく遊びも全力でやって、毎日を楽しんで過ごしたいです。とはいえ子供達に遊ぼうと言われると、つい「ちょっと休憩させて」って言ってしまうんですけどね。

今後の展望

私は一内視鏡医なので、胃がんと大腸がんで苦しむ方を減らすことが医師として最大のミッションだと考えています。そのため、胃カメラ、大腸カメラを1人でも多くの方に受けていただくための努力は、医師である以上、生涯続けていきたいと思っています。ただ、今後は単に内視鏡や一般診療だけをやるのではなく、予防医療にも注力していきたいと考えています。ただ生きるのでなく、健康的に生きるために必要なことを、予防の観点から患者さんにお伝えし、私自身も実践していきたいです。医療はとてつもないスピードで日々進歩していますので、現在常識であることが覆っていくことがあります。そのため、時代に取り残されないように日々の勉強を怠らず、知識を最新のものにアップデートし続け、患者様に常により良い医療を届けたいです。

若者へのメッセージ

仕事も遊びも、迷ったらとりあえずやってみてください。私自身、若い頃になんでもやったかというと、色々な理由をつけてやらなかったことがたくさんあり、今でも後悔してることがあります。多分失敗するのがカッコ悪いと思ったり、そんな姿を他の人に見られたりするのが恥ずかしいと思ってしまうからできないのでしょう。しかし、自分が思ってるほど他人は自分に関心がないものです。失敗してもすぐ忘れられるし、失敗しないと分からないこと、失敗して初めて気づくことは本当にたくさんあります。まさに阿波踊りの「踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃ損々」です!どんどん踊ってください!すぐに行動にうつせる習慣が身につけば、それは将来、あなたを成功に導く重要な武器になるはずです。

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お気に入り

腕時計

これは父がまだ元気だった頃に譲ってくれたものです。この時計を身につけていると父が見守ってくれているような気がして、大事なイベントの際は必ずつけるようにしています。

聴診器

開院の際に、尊敬する先輩の先生からいただきました。病院勤務時代と比べると、クリニック勤務の方が聴診する機会が劇的に多くなるので、現在重宝しており、内視鏡の次の私の相棒です。