祥水園 理事長 塩崎万規子
しおざきまきこ

塩崎万規子

奈良県生まれO型
職業:祥水園 理事長
趣味:筋トレ・ドラム
座右の銘:なりたい自分は自分で作る。

追手門学院大学文学部インド文化学科卒業。平成15年祥水園副園長就任。同22年園長就任。同26年理事長就任。同28年祥水園西village設立。同29年FM五條開局、代表就任。奈良県福祉施設経営者協議会理事。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

当法人を設立したのは僧侶であった祖父でした。幼いころから法人の話はよく耳にしていました。祖父と暮らしたこともあって、お年寄りとの暮らしはとても安らぎを感じていました。そして、何十年という歳月を経て、その当時私は46歳で、離婚や阪神淡路大震災で被災しながらも、再婚して、3人の娘を育てる平凡な主婦でした。しかし、亡夫が、当法人の園長であったことから、「これからは女性の時代だから、その感性を生かしてあなたも働くべきだと思う。」そういって、私の背中を押してくれました。その一言で副園長として就任しました。娘たちも大きくなったし、働いてみようという祖父への恩返しの意味もあったのですが、ダメだったらやめたらいいからというような本当に単純な動機でした。

現在の仕事への想い

介護という職業は3K(辛い、きつい、臭い)といわれるほど、やりたくない職業の一つに挙げられます。しかし、果たしてそうだろうかといつも思います。確かに排泄支援や認知症高齢者への対応は辛いものがあります。理不尽な言葉を浴びてこれだけ精いっぱいやっているのになぜという悔しい思いをすることも何度もあるのですが、それ以上の喜びや、感動があると思っています。ターミナルの方が最後までトイレに座って排泄できた時の感動。他の専門職と連携をとりながらリハビリを実践し、車椅子生活の方が歩行器に移って歩けた時の感動。ムース食の方が普通食を食べられるようになった時の感動。亡くなった方をお湯灌支援させてもらった時の感動。喜びや感動の渦がいつも満ちているというのが介護現場であると思っています。「介護職は日本の宝である」といつも私は職員にそう言います。「そういうあなたたちと共に仕事ができることを私は感謝したい」と。また、ご利用者の持てる力を引き出すために我々は存在すると考え、ご利用者と共に地域共生を目指すことを実践しています。祥水園ボランティア活動もFM五條もそこに原点があります。今考案中の「五條バスケット」もその一環として考えています。当法人の職員は、介護以外の体験から多くのことを学び、考え、悩み、そして、職員が生き生きとして働く姿に私自身も感動し、生きるということは、本来、一人一人がそこに必要とされ、大切にされ、愛され、充実した人生を歩むことだと職員一人一人がそう感じてほしいと願っています。

あなたにとって覚悟とは

一度目の覚悟は、園長であった主人を亡くし、生きることに絶望していた時です。死ぬことばかりを考えていた時に、主人の師である僧侶の方に「あなたが生きている限り彼はあなたの心の中で生き続ける。だからあなたは彼のためにも強く生きるべきだ。」そう泣きながら諭してくださった言葉に主人を2度死なせるわけにはいかないと思い、生きる、生き切る覚悟をしました。2度目の覚悟は、園長に就任した時です。古くから当法人で働く職員に「園長、いつまでも泣いているわけにはいきませんよ。あなたの肩には何百というご利用者の命と職員の命がかかっているんです。」と、肩をたたかれながらそう言われた時に、私は逃げない。逃げられない運命なんだ。立ち向かっていくぞと2度目の覚悟を決めました。二つの覚悟を決めてからは一本、自分の心に筋金が入った感があって、自分の運命を受け入れて、どんなことがあっても、何が起こっても、動じない様になった気がします。

カッコイイ大人とは?

人生を貫き通す人です。どんなに困難なことが起こっても、何度転んでも、立ち上がり、どんなに人から非難されようと信じた道を貫き通す人はかっこいいなと思います。例えば、イメージですが、イングランドとの百年戦争で重要な戦いに参戦して勝利を収めたジャンヌダルクや、インドのスラム街に生きることを自ら選び、進んで奉仕したマザーテレサという女性たち。最高にかっこいいなと思うのですが、彼女らに共通するのは、人生を貫き通したということではないかと思います。人生を貫き通す人というのは、様々な場面において、人を非難する前に自分は果たしてどうだったのか、一生懸命努力したのか、どうすべきだったのか、この形が本当に正しいことだったのかと絶えず、省み、もし、失敗したなら自ら新しい道を選ぶ、または撤退する勇気を持ち、それでいいと信じたのならその道を貫き通すことができる人ではないかと思います。そういう人間に憧れ、理想としています。

今後の展望

社会福祉士資格取得の受験勉強で様々な本を読む機会がありました。その中で「福祉」という言葉の意味を初めて知りました。「福」という文字には、「神の恵み、慈悲によって満腹で幸福である」という意味があり、「祉」という文字には、「神が足を止め給うた場所」という意味があると知りました。つまりは「福祉とは、神の御意志の下で幸せであり、そして、神がそこにいらっしゃる場所」だと学びました。その言葉がいつも私の心の中にあり、私の生きる原点でもあるかもしれません。この言葉の実現のために当法人も存在するのだと思いますし、今後もそうあるように努力していきたいと思います。また、五條市大塔町は9年前、紀伊半島大水害で甚大な被害を受けました。現在そこにFM五條の防災放送電波は届かない状態です。しかし、本来はそういう過疎化・孤立化している地域にこそFM五條防災放送が必要であり、またそこで暮らす人々の生き生きとした声を届けることこそが本来の使命だと考えます。今後は、大塔開局や電波塔の建築など行政の方々とともに支援させていただきたいと思っています。

若者へのメッセージ

ファーストペンギンたれ。という言葉を送りたいと思います。ファーストペンギンとは集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛び込む一羽のペンギンのことを言います。転じてその勇敢なペンギンのようにリスクを恐れず、初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を「ファーストペンギン」と呼ぶそうです。日本には残念ながら「前例がないから」といってファーストペンギンを排除する価値観が残っています。前例がないことをやってはいけない、集団を乱してはいけない、横並びが素晴らしいという価値観によって閉塞感が生まれているのではないかと考えます。コロナ禍の中、新しい生活様式と叫ばれる今こそ、勇気あるファーストペンギンとなってぜひ、前例がないのなら前例を作るという気持ちで様々なことにチャレンジしてほしいと思います。

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