覚悟の瞬間(とき)

GINZA AYUMi CLINIC 院長 増田あゆみ
ますだあゆみ

増田あゆみ

大阪府生まれ
職業:GINZA AYUMi CLINIC 院長
趣味:犬の散歩
座右の銘:出会った人を笑顔に

学生時代、ボランティア活動に従事するうちに医師を志すようになる。急性期医療を中心に、麻酔科、内科、外科、救急救命と幅広く研修・習得。その後、産婦人科に勤務。お産から婦人科腫瘍などの開腹手術まで数多く経験。女性に対する総合的なケアを意識するようになり、多くの手術症例を経験後、美容外科の道へ。2019年7月にGINZA AYUMi CLINICを開院。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

学生時代、「人の役に立てることが何か一つでもあるなら」という想いで始めたボランティア活動から、医師を目指すようになりました。産婦人科医時代は、死期が迫った癌患者さんのいる病棟で働いていたのですが、ある日ひとりの女性へ新しくリップを買ってきて紅をさしたところパッと顔が明るくなり、まるで消えいりそうな炎が生き返り、太陽のように輝いて見えたのです。美容の力でこころが生き返った女性を見て、「医療の力で女性を生かし、輝かせたい」ということが私の信念だと気づかされました。その産婦人科医としてのスキルや知識を活かして「自分ができることがあるなら」と飛び込んだ美容業界で修業を積み、女性の一生に寄り添うGINZA AYUMi CLINICを開院しました。

現在の仕事への想い

患者さんひとりひとり、悩みやコンプレックスにはバックボーンがあり、ストーリーがあります。私は、その悩みを治療で解決して終わりではなく、背景にあるストーリーを一緒に背負い、最終的にハッピーエンドにしたいです。新たな一歩を踏み出すきっかけとなる治療や手術をしたいと考えています。

あなたにとって覚悟とは

産婦人科から美容外科医に転科すると決めた時が覚悟の時でした。20代前半という若さで末期のがんを患った患者さんがおり、オペしたにもかかわらず転移が進んでいた状況でした。化学療法もしていたため、見た目も少し気にされていた女の子が死期の近いことも悟っていて、毎夜毎夜泣きはらした目が本当に正気を失っているようでした。その子が美容雑誌を見ていて欲しがっていたリップクリームを、少しでも明るくなってもらいたいという一心で、代わりに用意し、つけてあげました。その瞬間の笑顔の輝きは、本当に生きているってこういうことなんだと。消え入りそうだったロウソクの炎がまさに太陽の如く甦った、そんな笑顔を見た瞬間に、私自身、多くの人を笑顔にしたい、もう泣くのを見るのは嫌だ、みんなを笑顔にしたいと心より思いました。

カッコイイ大人とは?

私の中で最高にカッコいい女性はおばあちゃんです。文句一つ言わず朝から晩まで仕事と家事育児、身寄りのない子供も養育したりもしていました。受験勉強の時には祖母の写真をしおりがわりに目標を定めて勉強したものです。弱気を助け悪を挫く、本当に優しくあるためには本当に強くないといけない、本当の優しさを持ったマザーテレサのような人であったし、マザーテレサさん自体もカッコいい女性だと憧れ、ずっと目標にしている女性でもあります。

今後の展望

私の理念に賛同してくださる医師を増やし、全国どこにいても質の高い同様の治療が受けられるような環境を整えることも、今後の目標のひとつです。後進の育成にも力を入れたいと考えています。女性の笑顔は未来を指し示す輝きであり、そのパワーには無限の可能性があります。多くの女性が安心、安全に力強く輝ける世界にすることは、日本経済の発展にも繋がるはずです。ひとりでも多くの女性が笑顔で過ごせるように美容と医療の分野から、そのサポートを続けていきたいです。

若者へのメッセージ

まず、自分自身を知ることがとても大切です。そして自分がどんなに大切な存在であるかということを本当の意味でわかって欲しいです。どのようにして生まれてきたのかを知ること、生まれてくること自体が奇跡であり、大切な価値のある存在であるということを伝えたいです。決して自分を粗末に扱ってはいけない、将来の自分の子供にも愛情を与えられる人間になってほしいです。これは、女性だけでなく、男性にもわかって欲しいです。

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