広告系ヘアメイク事務所に所属し、26歳で独立。30歳に法人化。出産を機にウェディングヘアメイクを中心に活動を始める。現在はウェディングの他に広告撮影、パリなどのコレクションメンバー、講師等務める。2019年一般社団法人 日本ウェディングヘアメイク協会を設立し、代表理事を務める。2022年 著書「わたしを見つけた女たち」Raisa出版 (21名女性経営者に選出、共著となる)ドバイ万博2020「Japanese Bride」の着物ヘアメイクショー出演を果たす。
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おしゃれが好きで、かっこいい仕事がしたいとざっくり思っていました。高校生の時手に取った1冊の雑誌にすごく素敵な写真が載っていたのです。そこでヘアメイクという職業を知り、ヘアメイクになりたい!と夢が広がりました。その後、当時ネットで検索するということもできない時代なので、電話帳で「ヘアメイク」と書いてあるサロンに何軒も電話をしました。しかし広告ヘアメイクをしているサロンと出会えなかったのですが、運よく父の紹介の広告代理店の方から「師匠」を紹介していただき、無事に所属しヘアメイクとなることができました。
ヘアメイクは技術職なので、技術が一番と思われる方が多いです。しかし技術より「人間力」を伸ばすことが大切だと考えています。ウェディングはお二人の想いをカタチにするために、プランナーさんやたくさんの方と創り上げる仕事です。おふたりはもちろん、プランナーさんやカメラマン、関わる方から信頼を頂くことは、自然と技術の向上、自身のやり甲斐へと繋がっていきます。そして記念日にアルバムを開いてもらい、当日を思い出してもらえるような、そんな満足度の高い仕事を提供し続けたいです。まず、そんな私が経験したやりがいをスタッフやパートナーみんなにも感じてもらえる環境を作ることです。
スタッフとパートナースタッフのために、わくわく働けるヘアメイク事務所にすることです。ヘアメイクは個での活動が多い分、「自分軸」になってしまいチームの必要性を感じない方が多いです。しかし、チームにこだわることによって、技術はもちろん、人間力や様々な成長ができる環境がより作れると考えたのです。フリーランスになる業界だからこそ、チームを創り上げたいという覚悟を持つことができました。スタッフがわくわくする環境を作り続けていきます。
「自分」を持っている人はかっこいいです。周りに流されないというか、心の強さ、信念を持っているのではないかと感じます。そして自分を持っている方は、人に感謝をし、謙虚でいる方が多いように感じます。器が大きいといいますか。まずは自分を好きでいることです。そして、家族、スタッフ、パートナーの幸せのために、周りの方に感謝をしていきます。
2019年に設立した一般社団法人日本ウェディングヘアメイク協会で、同業者の横の繋がりをより広げていきます。同業者の経営者、社員、フリーランス、それぞれ悩みは一緒なんです。しかし横のつながりが少ない、また閉鎖的な業界だからこそ、悩みを解決する場がなかったように感じています。現在、業界はかなり人手不足です。そして10年後は技術者の高齢化も迎えます。様々な問題を業界みんなで解決できるきっかけ作りをしていきたいです。そして昔ながらの「日本の婚礼」文化を継承していきたいです。
わたしは好きなヘアメイクを仕事にしました。技術を習得する1年は、本当に辛いと感じました。しかし、技術を習得すると、びっくりするほど楽しい日々が待っていたのです。思い返せば、その辛い日々を乗り越えたことにより、やり甲斐を感じ、何より過去に感謝をする様になりました。辛い過去から過去が変わったのです。諦めず進んでよかったと心から想っています。ぜひ成長を楽しんで進んでいってください。
大きいピアスは毎日欠かさず着けています。顔周りが華やかに見えるし、おしゃれ度が増すアイテムです。デザイナーの思いやコンセプトも、その日の気持ちや仕事内容によってチョイスし、楽しんでいます。
髪の艶はすごく大切。顔の映りが変わってくるからです。仕事の際は、必ずストレートアイロンで仕上げます。「オン」になって背筋が伸びる気がします。