mk DUO合同会社 経営者 肘井一也
ひじいかずや

肘井一也

福岡県生まれA型
職業:mk DUO合同会社 経営者
趣味:ジョギング
座右の銘:物事はできる限りシンプルにすべきだ。

東北大学工学部卒業、新卒でオリンパスに入社、20年に渡り、新製品の研究、開発、マーケティングを経験。その後米国系、欧州系の認証試験機関の医療機器部門のトップとして医療機器のインバウンド、アウトバウンドを規制面からサポート。2020年、独立。現在は医療機器の海外進出、海外医療機器の国内進出に向けたコンサルティング分野で活躍中。医療機器規制、規格、開発、製造に関するセミナー経験など多数。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

私は国内海外の医療機器メーカーの製品を、法規制を中心として、各国へ市場参入することのコンサルタントをしています。医療機器は、現在のコロナのワクチンと同様に販売前に各国で定める法規制(薬事法)を満足する必要があり、そこが市場参入の障壁となっています。私はメーカーで20年ほど医療機器の研究開発を行い、顧客要求をいかに技術に展開するか、完成した医療機器の特徴をいかにお医者様にお伝えするかに強みがあると考えていました。転職をする際に、メーカーではなく法規制に向けた試験や審査を行う会社(認証機関)が新しく医療部門を構築するということで責任者を募集しており、新しい機会と考えお世話になることにしました。ある日、スタッフがあるメーカーさんにセミナーを実施した際に、無料であるのにも関わらず、「レベルが低い、時間の無駄であった」と苦情を承りました。この時に「情報には価値があり、情報を正しく分かりやすく伝えることが私の使命ではないか?また人に理解してもらえる説明もひとつのスキルではないか?」と考え、その後は自分が前面に出てお客様に接する方式に変更しました。さらに認証機関は試験や審査を実施することが主であり、そこで発生した問題をお客様と一緒に解決できないという点にジレンマを覚え、一緒に問題点を解決することができるコンサルタントとして起業することを決意しました。

現在の仕事への想い

私どもに仕事の依頼を出すお客様は何らかの課題を抱えています。一番のこだわりとしては、その課題解決に対して、お客さまの期待を超える成果(アウトプット)を出すように心がけることです。そのために、まずはお話をお聞きして、問題点、解決方法に関する仮説を立て、その仮説に基づき客観的な証拠を集めて、その仮説を検証して、そのプロセスをご説明するようにしています。ここでのポイントとしては、私どもはお客様よりもその問題に対して俯瞰的に捉えるようにしています。これは認証機関で私のメンターからいつも口うるさく言われたいたことが役立っています。また、お客様の課題に対して、少しでも私どもで解決できる可能性があれば、その依頼は断らずにお受けするようにしています。メーカー時代から製品ライフサイクル全般に関わっていたことが幸いして、広く浅くの知識があります。とはいえ、すべての問題を私ども自身で解決することは不可能であるので、ま外資系企業に10年以上いた関係から、国内に限らずに海外にも信頼できるパートナーがいます。まずはお客様のご意見をお聞きして、それぞれの専門のパートナーをご紹介するようにして、最適な解決方法をご提供できるようにしています。イメージしているのはお客様にとって、我々がホームドクターのような立場でいることです。

あなたにとって覚悟とは

メーカー時代の晩年に一人のお医者様と共同開発をする機会を得ることができました。その時、その先生は長年勤められた大学を退任したタイミングで、以前は大学教授であり、私としては雲の上の存在であった先生と週に一度ですが半年程度、医療機器の製品の開発についてご教示をいただく時間を得ることが出来ました。この中では技術者と医者の視点、特に評価すべき点の違い、開発製品のプロモーションの仕方、プレゼンテーションの仕方等々、多くのことを学ばせていただき、今でも私の仕事の根幹となっていますが、その中で先生がよく仰られていた、シンプルな方が良いということに特に感銘を受けました。今までは技術者として理論的に技術的に正確に伝えることが大事と考えていました。しかし、開発した製品も技術的には複雑な説明が必要なのですが、お医者様にとって重要な本質的なことに焦点を絞り、それを訴求することで多くのご理解を得られて、従来の手術の仕方を変え、開発から20年が経過しているが今でもこの技術が現場で使われていると聞いています。このシンプルであることから、相手の期待に応えるあるいは上回るこという考えに至り、今のビジネスを進める上での柱にもなっています。余談ですが、この先生は今年の春に60年のお医者様のキャリアに終止符を打ち、引退されました。その回顧録の中に私と一緒に行った製品開発が、先生の数あるご功績の中でも高い位置づけにあることを知り、非常に光栄に思いました。

カッコイイ大人とは?

1点目はプロフェッショナルであることです。具体的にはどのようなレベルの人に対しても自分の言葉で説明して相互理解を得ることです。この手の仕事で難しいと感じるのは、経験の少ない方々に専門的な話をしてご理解いただくときです。この時に参考にしているのは、メーカー時代にお医者様が患者さんに対して状況を分かりやすくかつ安心感を与えるような口調でお話しされていたことです。2点目として、自分の持っているものを惜しみなく提供し、何かを達成しようとする大人にもカッコよさを感じます。この理想に近づくためには、短期的な視点ではなく、長期的な視点で物事をとらえることが重要ではと考えています。これは短期的な目標達成を要求する米国系の企業から長期的視点にたって考える欧州系の企業に移った際に強く感じました。3点目は、憧れる存在であることです。前出の共同開発をさせていただいた先生は良い成果が出たときはご褒美として、普段では行けないようなお店に連れて行っていただき、いつかは自分もこのような立場になりたいと感じました。現在もまだまだその立場ではありませんが、いつかは自分も逆の立場としてこうなりたいと思われる存在になりたいと考えています。

今後の展望

今後も医療機器は様々な技術革新の中、世情に合わせて日進月歩の成長を遂げると思います。各メーカーさんはそのための技術を研究開発を進める一方で、新しい技術に関する規制の要求も同時にクリアする必要があり、アクセルとブレーキを同時に操作するようなジレンマに遭遇することになります。その中で弊社としては、構想設計の段階から、技術開発と規制という一見矛盾する内容を融和するようなソリューションプロバイダーになっていきたいと考えています。またそれを実現するためには、次世代を見越した知見も必要になるため、価値観を共有できるような若い方を招き、ビジネスの拡大につなげていきたいと考えています。しかし、それは私の後継者ではなく、新しい時代に合った形でのメーカーさんとの共存共栄を図るスキームを考えてくれる人であってほしいと願っています。

若者へのメッセージ

私は幸運にも日系企業、米国企業、ヨーロッパ企業で働く経験をすることができました。それぞれの企業、地域で仕事の進め方については一長一短があり、優劣は決められませんが、一つだけ各企業で要求される共通した能力は、自分の意見・考えを持つということと思います。特に日本では、A+B=?のような絶対的な解を持っていないと不安になる傾向がありますが、実社会では答えは与えられるべきものではなく、自分で考えて作るものであるということが、特にグローバルな世界では要求されます。間違いを恐れずに自分の意見を言い、その結果として世界の中の日本の存在価値を高めるような人たちになっていただきたいと思います。

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