きのくに漢方クリニック 統合医療医 田中一
たなかはじめ

田中一

和歌山県生まれA型
職業:きのくに漢方クリニック 統合医療医
趣味:ドライブ、空想、人間観察、掃除
座右の銘: 一期一会 身体野生化

1994年和歌山県立医科大学卒。大学病院、国立病院、市中病院で外科医として修練を積むと同時に癌免疫療法の研究に没頭。大手企業バイオ研究所やアメリカでの研究生活を経て、副作用のない癌治療を追究するため赤目養生所に移る。自然医療の有効性と同時に、患者自身の治癒力を高めるには脳にアプローチすることが必要であることを悟る。2008年、きのくに漢方クリニックを開設。東京、名古屋でも診療。企業や団体の顧問も務める。一般の方や企業への講演は年に30回ペースで機会をいただいている。著書に「病気は脳がつくっていたー動物脳を解放すれば、健康になる」(現代書林)。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

両親が歯科医なんです。物心ついた時には、両親は自宅で開業していました。毎日学校から帰ると診療室に顔を出して、「ただいま」と父や母に声をかけると、マスクをしていますので、目で「お帰り」と合図してくれました。両親双方の父親も歯科開業医です。なのでごく自然に医療の道に入ったのだと思います。一方で政治にも興味があって、大学は政治学科と医学部を受験しました。結局は医学部に進んだわけですが、大人になってから、中国の古典に「上位は国を医し、中医は人を医し、下医は病を医す」と言う言葉があることを知り、我ながら「素直なのだな」と思いました。消化器外科を選んだのは、全身を見ることができ、自分の手で治すことに直接関われると思ったからです。手術はもちろん、救急、薬物治療、そしてお看取りまで、最も守備範囲の広い部門です。仕事の中心は癌治療です。当時は「腫瘍内科」はまだなくて、我々外科医が抗癌剤治療も担当する中で、残念ながら、副作用の多さに「これでいいんだろうか」と疑問を持ったことから、副作用のない治療を探し、お一人お一人に合わせ構築していく道に入りました。今は、副作用のない事なら、なんでも使います。治っていただく、良くなっていただくためなら、手段は選びません。

現在の仕事への想い

「ヒポクラテスの誓い」という、おそらく世界中の医者が一度は触れる、非常に重い格言があります。有名なのは、「害をなすことなかれ」という一節です。副作用というか、自分が関わることで病気が悪化させることがないように、常に畏れを持って患者さんに接しています。でも、「患者さんの脳が、病気を治りにくくしている」ということに気づいてからは、患者さんを叱ることも必要だ、と。「嫌われる覚悟」ですね。話してもわかってもらえない時もありますから。特にがん患者さんの場合「分かるまで待とう」では、間に合わないことも多いのです。それでは「見殺し」になってしまう。だから、不健康な脳の癖を手放したがらない患者さんを、叱ります。「あなたの体が、かわいそうだ」って。「いずれわかってくれる」そう思って、時には勇気を奮って。幸い、通じる、わかってくださることが多くなっています。ご本人にもご家族にも大変感謝していただけますので、医者しかできない、大きな役割の一つ何だろう、と思えています。しんどいですけどね。

あなたにとって覚悟とは

嫌われること。「痛い所を突くやつ」ですよね。結局、メスを手放しても、アプローチは外科医的なんだろうと思います。27年間、主に癌治療をしてきましたので、多くの方々の人生と死にかなり深く関わらせていただいてきました。僕は一人一人の方としっかりお付き合いをさせていただいているので、患者さんの数は多くないと思いますが、それでも、お通夜やお葬式に参列した患者さんの数は、百人、いやもっとかもしれません。自然と、哲学的になっていると感じます。そして、「どんな病気の方にも共通の、治るために必要なことは、ある」ってことがわかってきました。ステージ4のがん患者さんでも、治る人は治りますから。消えてしまう人も結構いらっしゃいますし、長期生存は、珍しくありません。「治る人に進化する条件」を、すべての人に知ってもらえれば、多くの人は、健康な人になれると思います。健康な人とは、「病気になっても、治る人」だと考えています。これがすべての人に根づけば、いい国になりますよ。

カッコイイ大人とは?

プロが好きです。お任せできる人。周囲の人のために役に立ちたい、と思っている人は、老若男女問わず、カッコイイと思います。だから私は、困ったことがあると自分では何もせずに、すぐにプロにお任せします。看護師さん、事務員さん、窓口の方、大工さん、水道屋さん、コックさん、車の修理屋さん、あの広いホームセンターで売り場にすぐ案内してくださる店員さん、コンピュータのトラブルにすぐ対応してくださるSEの方。みんなカッコイイです。僕の周りには、カッコいい人がたくさんいます。だから、楽です。忌野清志郎さんの歌みたいです。「昼間のパパはー光ってるー」。だから、僕の目標は「長老になること」です。足腰が立たないくらいになっても、周囲の人が「長老、お智慧を拝借」って、来てくれるような人になりたいです。

今後の展望

患者さんを一人一人治していくことも好きですし、大事な役割ですが、体力的にはきついです。個人では、緊急対応も難しくなっていくことは確実です。なので、「落ちない生き方」、『「病気になっても治る人」に進化するための智慧』を、広めることにシフトしていっています。これがうまくいけば、病気の人の絶対数が減りますからね。私達の日本は人口も減っていくので、健康な人の比率が上がっていくようなことを今からしていかないと、国が内部崩壊してしまうんじゃないか、という危機感を持っています。具体的には、社員とその家族を大切にする、心ある企業のトップの方とお話をし、社員の方々への教育を兼ねて医療相談をお受けすることを始めています。私は、日本に「働き方改革」が必要だとするならば、この「治る人、健康な人に進化するための智慧を伝えること」こそ、その核になると考えています。

若者へのメッセージ

「BODYで生きろ、頭はオマケ。」「考えるな、工夫しろ。」「考える」って、拡大解釈と、過大評価の掛け算で、価値が「バブル」になっちゃっていると思っています。本当に価値があるのは、「工夫する」ことなんです。「考える」って、「迷うこと、悩むこと」にすぐ陥ります。迷うこと、悩むことって、行き過ぎると自殺しちゃうわけですから。そんなところに価値を置いちゃ、いけないんです。いいことって、やりすぎるんで。だから、「いつか死ぬ。でも今、生きている」「まあええかあ、しゃあないなあ」「考えるな。寝ろ。寝ている間の脳と体がしてくれることは、ものすごいぞ。」「BODYで生きろ、頭はオマケ。」

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