いくつかの事業会社で、合計8つの社内新規事業起ち上げを経験するうち、ある事業が大ヒットし、これが火付け役となって同じようなサービスが次々と出てくる「ブーム」を巻き起こし、大きな市場を創出。その後、デロイト・トーマツ・コンサルティングに転職、クライアントに新規事業開発の手法をメンタリングする新しいコンサルティングパッケージを作り上げ、翌年度から億単位の売上を立てる。2021年4月から自分のコンサルティング会社を作り、BtoB、BtoCで、日本の企業、個人のイノベーションを支援中。
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20年前、ソニーエリクソンモバイルコミュニケーションズという携帯電話会社において、S700iという海外向けフィーチャーフォンの新製品開発にかかわらせていただきました。そして、ヨーロッパで出荷され始めたS700iの広告が、たまたま旅行で渡航したロンドンの地下鉄の駅にでかでかと貼り付けてあり、それを見て思わず目頭が熱くなりました。その瞬間、一生、新規事業開発に関わっていこうと決心しました。
BtoBでコンサルテーションをご提供申し上げる際は、クライアントのご担当者様の多少耳に痛いことでも、ユーモアにくるんで、でも真摯に、本質が伝わるように指摘申し上げることに力点を置いています。弊社の新規事業開発に取り組むにあたり、めげずに、泥臭く、倦まずたゆまずを信条として仕事しています。コンサルタント、インキュベーターとして質の高いサービスを提供させていただくのは無論ですが、のみならず、接していただく方々を、私の分かりやすい言葉で楽しませることにこだわりを持っています。
企業勤めをする中で新規事業を開発しているとき、自分がプロジェクトマネージャーをしていた企画の対抗馬を、ある巨大企業がリリースしたため、将来つぶされると判断し、そのプロジェクトの起案者、プロジェクトスポンサーであるその企業の副社長に、今の妻と結婚を意識したうえで付き合っていて安定した収入が欲しい状態だったにもかかわらず、「この企画は確実に失敗するから、開発者のリソースごと、競合会社に売却しましょう」と直言した時。
自分の信条に関しては剛直に貫き通す。しかし自分のアイデアに対しては、否定と意見を歓迎する。部下には自由裁量を与えながら、ミスをしたときには身を挺して守る。このような大人でありたいと常日頃思っています。
おかげさまで第一期目は順調に終わりました。第二期に当たる2023年度は、BtoC事業の拡販を狙っています。この、事業開発者を育てるための、BtoC向けのトレーニングである「インキュベータートレーニング」は、失速している日本のイノベーションに活力を与えるべく一石を投じられるアセットだと自信を持っております。
海外向けの事業を複数手掛けたため、海外市場の重要さは誰よりも知っているつもりです。ビジネスを行うときは、人口減少により縮退必須の日本市場でなく、まずは具体的な国名を挙げて海外市場を狙っていってください。これ彼は日本の市場を狙う=「日本の将来を考えない逃避」にほかなりません。また、日本に永住する必要はないです。バンバン海外に出ていきましょう。
コロナ禍のアパレル業界を助けるために、一目惚れしたセットアップを銀座で購入。この独特のペールベージュの色合いは非常に珍しく、いまだにトレンドに合っているため、気に入っています。
紙製の本のように電子書籍の「行間」に手書きでメモを書き込めるkindle端末。読書とは著者との対話であり、書くことによって対話が促されるため、気に入っています。