私のカクゴ

ねむの木訪問クリニック 院長 増田章
ますだあきら

増田章

神奈川県生まれAB型
職業:ねむの木訪問クリニック 院長
趣味:漫画、謎解き、食べ歩き
座右の銘:ピースがはまれば世界が回る

北里大学医学部卒業。同附属病院で初期研修ののち、都立松沢病院で勤務。同時に医療法人心翠会で精神科訪問診療に携わる。大学で客員教授として教鞭を振るうなど経験を積み、令和4年にねむの木訪問クリニックを立ち上げる。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

子供のころから未だ解明されていないことや曖昧なものにたいして答えを探すことが好きだったこともあり、目には見えない「こころ」というものに興味をひかれ精神科医となりました。もっと言うと、脳が大好きなんです。脳は現代の医療においても未だにブラックボックスです。「こころ」と脳は密接に関わっていることからも精神科を選びました。精神科医になり、外来診療と在宅医療をやった結果、在宅医療の方が、より困っている人に手が届きやすく、患者さんやそのご家族と深くかかわることができると感じたため、現在は在宅医療をメインに行っております。やればやるほど在宅医療の深さを知り、また在宅医療、治療により回復し、外に出られるようになっていく患者さんを見たりすることが大きなモチベーションになっています。

現在の仕事への想い

困っている人を見ると助けずにはいられない性格なので、どんな相談が来たとしても極力断らないようにしています。そして受けた相談には全力で対応いたします。患者さんやご家族が安心する姿を見ることができたり、感謝の言葉を頂くと嬉しく思いますし、自分の存在意義を感じます。一つ心掛けているのは、薬一辺倒の治療にならず、しっかり患者さんの目線に立って話しあうことを大事にしています。その分診療時間が延びてしまっているので、時間が足りなくて昼食抜きはザラですけどね。

あなたにとって覚悟とは

やはり独立してクリニック立ち上げた時です。なんとしてでもクリニックを立ち上げたいと思っていましたが、勝手もわからず、サポートしてくれる人もない中一人で開業ができるよう頑張っていました。徐々に助けてくれ人も増え、結果、理想としていた在宅支援が可能な精神科訪問診療を行う環境を整えることができました。その時のつらい体験を未だに覚えていますし、手の行き届かない精神科の患者さんを助けたいと強く思う私のカクゴがあったと思います。患者さんの診療を行い容体が良くなる姿を見て、本当に嬉しくなり、これは自分の天職なのだと感じ、今思えば開院して本当に良かったと思っています

カッコイイ大人とは?

仕事とプライベートを両立できている人です。簡単そうに聞こえますが、中々出来る事ではないと思っています。上手く仕事を分散して行い、プライベートも充実出来ている人をカッコいいと私は思います。まだまだ自分は仕事の分散も、プライベートとの切り替えも上手くないので、今後の課題ですね。更に理想を言えばプライベートが仕事と密接に関わるようになると、仕事もプライベートも楽しくなると思います。私が会いたいと思っているイチロー氏は、勝手に私が思っているだけですけど、野球が好きで職業にもなっているのでカッコイイと思います。勿論私の知らない苦労も死ぬほどしているとは思いますけど、メディアで見せる姿はそれを感じさせないカッコイイの一言です。

今後の展望

今後は精神科を皆様の手に届く範囲まで拡大できるように、より精神科受診の壁を低くしつつ、分院を作りたいと思っています。思っていたよりも多くの依頼をいただいているため、1人でも多くの患者さんの助けになりたいです。精神科で出来ることは幅広く、例えばあまり知られてはいませんが、認知症の治療にも有効です。事業を拡大していくことで精神科での知られていない可能性を知ってもらい気軽に通えるような病院作りをしていきたいと思っています。

若者へのメッセージ

私はこれまで2回大きな挫折を経験しました。他者を受け付けず自分の殻にこもっていて多くの苦労もしました。しかし、その時の苦労を乗り越えることができたことが今の自分の糧になっています。また、自分の殻から抜け出す糸口を示してくれる存在や自分を支えてくれる存在がいたことに気づくこともできました。なので「若い時の苦労は買ってでもしろ」といいますが同じ言葉を伝えたいと思います。苦労を買いすぎて、こころが辛くなった時には、僕が今度は抜け出す糸口になり支えますよ!

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お気に入り

スマートフォン

往診に必須のアイテムです。これによりクリニックや他提携先と連絡を取ります。職場にかかってきた電話にも即座に対応でき、オンコールでも使うので24時間肌身離さず持っています。

診察服

出来るだけ医者っぽくなく、完全に医者ではない格好を避けた結果、スクラブにパーカーというスタイルになりました。患者さんの中には医者っぽい格好で来て欲しくないという方もいるので、その場合はポロシャツなどで訪問しています。