古賀テクノガーデン歯科 理事長兼院長 古賀剛人
こがたけと

古賀剛人

佐賀県生まれA型
職業:古賀テクノガーデン歯科 理事長兼院長
趣味:山歩き、映画鑑賞、読書
座右の銘:人事を尽くして天命を待つ

東京歯科大学卒業、Uppsala 大学(スウェーデン)大学院終了 (口腔顎顔面外科: Certicficate in Advanced Implantology)、東京歯科大学大学院博士課程終了(歯学博士:微生物学)、新潟大学非常勤講師(口腔解剖学講座)、著書・論文多数、「インプラント外科学」シリーズ3部作は、本邦でもっとも読まれたインプラント手術の教科書である。所属学会 European Association for Osseointegration、日本口腔外科学会他。

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来歴

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なぜ今の仕事に?

大正14年生まれでファッション・デザイナーをしていた母から、太平洋戦争直後の大変な時期であっても手に職をつけていたことで生き抜けたという「手に職がある」意義を聞かされて育った影響かもしれません。つまり自分で何か技術を施すことで成り立つ仕事をしたかったのだと思います。歯科医療という仕事は「疾病の治療(いわゆる歯の痛みである虫歯や歯を支える歯周組織の感染症である歯周病を扱うドクターとしての仕事)」と歯の欠損という「障害の治療(つまり食事などがうまく摂りにくいという障害の状況をインプラントや義歯などで補い生活のクオリティーを上げるQOL医療)」の両面があり、一人でいろんなアスペクトのある仕事が面白そうだと興味を抱いたわけです。反社会的な仕事でなければ、仕事に貴賤がないのは言うまでもないことですが、それでも、直接患者さんに感謝いただける仕事に魅力を感じたこともこの仕事を選んだ大きなポイントであったことも否めません。

現在の仕事への想い

自分自身の仕事としては、「安全性」ということを最優先しています。私のようにインプラント治療を中心に行う歯科医師は骨の中も形成(削ること)するので、医院全体の仕組みを十分に考察して安全性が確保されるチームを作り上げる必要があります。つねにワンチームで緊張感がありながらも個人の役割を理解した上での協力体制をビルドアップすることが大切です。また、技術だけでなく、優れた診断能力と治療計画を考える考察力も重要です。ゆえに常に自己研鑽を怠らず、最新の知識を獲得するように学び続けることも大切にしている部分です。同時に、新しい知識が最善のものとは限らず、こだわりのない冷静な視点も保持しなければなりません。そうした判断力はバイオロジー的(生物学的)な考え方をしっかりと持っているべきです。まとめると、私が仕事で大切にしているのは、安全性であり、それを達成するために重要なのは生物学的背景に支えられた科学的根拠を学ぶ姿勢と治療にあたる優れたチームの存在であるということです。そして著作や教育講演などで歯科医師やスタッフ、学生に伝えることも重要な私のミッションであると考えています。その際、気をつけていることは、われわれ歯科医の仕事で重要なのは、ゴッドハンド的治療を誇ることではなく、失敗の少ない安全で科学的根拠に基づいた治療を毎回行えることです。歯科治療の安全を保つのに必要なのは、単に歯科医師の細心の注意力だけでなく、ルーティンに仕事内容を術前にチェックする仕組みを作ることや人間が間違いをおかすものという前提にたった安全な治療システムの構築であると思います。

あなたにとって覚悟とは

たったひとつだけが覚悟の瞬間とは言えないのが人生だと思いますが、自分にとって印象的な瞬間を挙げるなら、すでに2軒の歯科医院を開業していたのに、入学試験を受けスウェーデンの大学院に留学したときでしょうか。すでに36歳になっていましたし、多額の借金を背負って開業中の人間が、多数の従業員を抱えたまま日本からいなくなることは常道を逸していたかもしれません。インプラント治療の安全性の追求を唱えながら自分の人生の安全性は二の次にしたことは大胆だったと思います。そうしたリスクを踏まえてもなお、より良いインプラント手術を学ぶために北欧のインプラント治療発祥の地でインプラントに関する外科学を学びなおしたいとの覚悟で決断した覚悟の瞬間だと思います。もちろん、その準備の勉強には約2年間を要し、安易に思いつきで留学できたわけではありません。その教育の十分な環境や大学病院のレベルなども知る機会を持てたし、主任教授を知る先輩がいたご縁など、幸運な側面もあったと思います。これはスティーブ・ジョブズが言うところの人生がつながる点と点は前もって知ることはできないが、後で振り返ると重要な人生の点がつながっているものなので、そうした点を獲得すること、つまり生きていく上での積極性が重要なのだと思います。留学で学べたことはとても貴重な知識と臨床経験の宝庫で、形成外科、耳鼻科などとのジョイントチームの手術に入れてもらった数多くのケースや他の大学病院でも他分野の手術に参加させてもらうなど、多くの得難き経験を積めました。

カッコイイ大人とは?

箇条書き的にお答えします。人生で必要なことと不要なことが分かっている人。仕事で優先順位をきちんとつけられる人。細部をないがしろにしないが細部にとらわれない人。人生にきちんと向き合い、堂々と王道を歩み周囲に振り回されない勇気を有する人。教育や説明が分かりやすい人。実績をちゃんと挙げながらそれを過去のものとして心中で整理できる人。努力して自分を築き上げ、人にその成果を惜しげもなく分け与える(教える)度量を持つ人。仕事が美しく速い人。人を育て見返りを求めず、自分自身は他人に感謝を忘れない人。人の長所に気づき認めてあげる人。人に褒められて素直にお礼を言え、過度に褒められても否定されても自分自身の評価を左右されぬ内心に確固たる自信を持つ人。いつでもそれまでの実績を投げ出せ、過去に囚われない人。後継者を育て後継者に対し自分を遥かに超えたと認めてあげる人。引き際の見事な人です。

今後の展望

まずは個人の目標ですが、自分の治療技術や診断能力をさらに高めたいと思います。今でも日々研鑽です。われわれの仕事に悟りのような頂上はないと思います。常に目指すさらなる高みが提示されるものです。新しい器材の開発は続きますので、そうした道具を使いこなせることも大切で、新しい道具、現在は手術用顕微鏡下の精密診療やデジタル系のテクニック開発についていくための勉強を怠るわけにはいきません。実際、それらを今でも学び毎日駆使していますが、楽しいしこうした学びが大好きなので、これからも継続していきたいと思います。著作はいつもご依頼いただき感謝していますが、ひどい駄作をひとつでも書いたらその時点で筆を置く覚悟で著述していますので、これからもいい本を出していきたいと考えています。これも覚悟の瞬間でしょうか?実際、やっつけ仕事のような著作はまったくしたことがないことがささやかな誇りです。著作や大学での講義など、教育的な側面をさらに充実させるのも夢のひとつであり、同時に個人的な楽しみの一つです。今後、私も年齢的に歯科医師として晩年の時期に差し掛かります。鈍いのか、まったくまだ衰えを感じることはありませんが、自分が学んだ技術や知識をすべて反映できるような治療のシステムを作りたいと考えています。最初に述べた個人の目標に加えチームとしての目標になりますが、これまでの著作や講演で提示したことをより有効で再現性の高い院内の治療システムとして完成させることが大きな目標です。これがワンチームとして個人能力よりもチーム診療になってきている現代の歯科医療に適した進化となりうると信じるものです。

日本を背負う若者へメッセージ

若い人は無限の可能性を秘めるものです。他方、安易に過ごしているとあっという間に私のような年齢になることを実感(後悔)しています。なので、あくまでエールとしてですが、人生を計画的に過ごす必要性をアドバイスしたいと思います。計画的とは目標を作り、それに向かって努力することではありますが、常にその目標や手段を修正する柔軟性も忘れないでほしいという意味を内包します。同様なことですが、人生のさまざまな局面においての対応力という意味でも事前に準備しておくことが重要だと思います。偶然の連続でたまたまうまくいくのが人生ではなく、準備を怠らず、それでもなお想定しないことに遭遇するのが人生です。それでもさまざまな可能性を考え準備をつねに意識していることで想定外のことにも適切に対処する応用力が発揮できると思います。

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