アーキコンシェルジュ一級建築士事務所 代表 村上竜一
むらかみりゅういち

村上竜一

千葉県生まれO型
職業:アーキコンシェルジュ一級建築士事務所 代表
趣味:Clubで音楽を浴びる事、美術館巡り
座右の銘:好きなら努力はするな!

常にそこに人がいる「健築」「者づくり」を理念に掲げると共に,メンタル心理カウンセラー/行動心理士の資格も持つ一級建築士として「心理学×デザイン×建築」と銘打ち、人が無意識に持っている知覚心理や行動心理を応用し、クライアントや利用者の気持ちを汲み取ったデザイン・空間づくりを行う設計事務所として活動中。

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来歴

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なぜ今の仕事に?

図工好きだった事が全ての原点です。小中学生時代は勉強もスポーツも全くダメで、いわゆるのび太君タイプだったのですが、図工や美術・技術家庭科だけは得意で、成績も群を抜いていて、在学中は5段階評価で5以外もらった事がないです。しかし小中学生時代だと、頭いい子・スポーツできる子・ちょっとヤンキー風の子がモテますし、周りからは図工とか美術ができたって役に立たないし成績良くてもそんなの意味ないとバカにされていました。また、絵を描くのが好きな人=ネクラ・キモいみたいなレッテルもありました。なので、バカにした人を見返そうと思い、特技(好きなこと)を活かして、自分が優位なフィールドで戦える工業高校に進学すると決めていました。そもそも学力が足らず普通高校には進学できなかったのもあります。中でも建築学科を選択したのは「絵を描くこと」「物を作ること」の両方が出来ると思ったからです。自分は両方できて、人よりすごいものが作れる自信があったので、絶対勝てると思いました。高校卒業後はデザインの観点から建築を学ぶため専門学校へ進学して、本格的に設計の勉強をしました。卒業後はアトリエ設計事務所へ入所しましたが、それから紆余曲折あり、4度の転職を経験しています。そのうち3社は会社の方から退職を言い渡されたので、心が折れそうになりましたが、それでもブレることなく設計の仕事に就くことにこだわり続けました。それは自分にできる事がそれしかないからです。そのこだわりは独立開業した今も現在進行形で続いていますし、これからも続きます。

現在の仕事への想い

大きくは3つあります。一つ目は、常に上位目的を考える事です。依頼された通りのもの、取引先のマニュアルに従ったものを作れば、多くの場合は成果や報酬に繋がりますし、一会社員としてルーティン的に仕事をするのであればそれでも問題ないように見えますが、それを遂行するだけの業務は間もなくAIに取って代わられると思います。極論を言えば、それをやるだけなら能力を必要とせず誰にでもできるからです。「そう言われたから」「取引先の仕様書がそうなっているから」ではなく、「なぜそうしたいのか?」「なぜ必要なのか?」依頼の背景や微妙なニュアンス、心の声をくみ取る事が大切であると考えています。相手が「そうそう!それ!そういう事!」と、思わず声を上げてしまうような、痒い所に手が届く提案ができてこそ初めて、信頼に繋がるのではないかと思います。そう、設計者は建築家ではなく翻訳家であるべきなのです。二つ目はまずは自分が楽しむ事です。そういうと「仕事は他者貢献であり自分が楽しむものではない」と反論がありそうですが、ミュージシャンは、何より自分自身が歌う事・演奏する事を純粋に好きで楽しんでおり、その楽しんでいる雰囲気が溢れ出ているからこそ、周りが惹きつけられ、魅了されファンが付いてくるのだと思います。三つ目は図面に魂を込める事です。今や図面はCADで描くのが当たり前で、だから誰が描いても同じだと言う意見があります。しかし、私は想いを込めて描いた図面は、CADであっても描き手の魂が伝わるものであると考えています。

あなたにとって覚悟とは

覚悟とはブレない事です。何かを始める時、人目や体裁を気にするくらいならやらない方がいいです。それはきっと好きな事ではないからです。例えば、アイドルグループの中で自分はこの子が推しメンだけど、そんな事言ったら周りからバカにされるかも。と思っている心理と一緒だと思います。そう思っている時点で推しメンの事本気で好きじゃないと思いますし、相手にも失礼です。社会活動や仕事においては他人や周りへの気遣いや配慮が必要ですが、自分の道に関しては他人や周りの意見は関係ない事です。批判されても、笑われても、嫌われても、集団から孤立しても構わないので、自分がこれだと思ったら意思を貫き通し行動する事です。始める時に犠牲を払って失った分は、それを乗り越えた時にまた新たに手に入れればいいのです。心理学には自己成就祈願という考えがあり、「きっとこうなるかもしれない」と思っていると、無意識のうちにその予想(思い)が実現するような方向で行動を取ってしまいます。これはポジティブ側でもネガティブ側にも言える事なので、絶対自分はこうなる!と成功の姿を思い、信じ続ける事です。

カッコイイ大人とは?

弱いところもさらけだし、ありのままの姿を見せられる大人です。また、謝れる大人。感謝で溢れている大人です。特に建築設計をやっている人は、建築家とか先生といわれる立場であり、超難関の国家資格である一級建築士も持っているから、その威厳や立場を保つため、決して弱みは見せませんし、常に自分が正しいというスタンスを取りがちです。そういう私も以前はそのタイプでしたし、それこそがかっこいいと思っていました。しかし、それはくだらないプライドであり、単に自分を大きく見せたり、立派に見せようとして必死に背伸びして、見栄を張って、偉い人間に見えるように装っているだけに過ぎません。それは周りにも見透かされている事であり、実はかっこ悪い態度だと思います。何より、自分を守る事だけしか考えていない器の小さい人間は信頼されず、話も聞いてもらえませんし、誰も付いてきません。人は相手の話の内容が正しいか、面白いかで聞く耳を持つのではなく、そもそも信頼している好きな相手が話している事だから聞く耳を持つのです。それは話の内容の良し悪しに関係なくです。それほどまでに人との信頼関係は大切であり、そこに気付けたのは以前の職場での人間関係の失敗を経てこそなので、今は当時の所長や後輩にすごく感謝をしています。

今後の展望

上位目的の話にも通ずるのですが、ただ単に言われた通りの成果物を上げるだけであれば、AIでも出来てしまいます。当社は経営理念に、健康の健と書いて「健築」、オブジェクトの方の物ではなくパーソンの方の者と書いて「者づくり」というのを掲げています。常にそこに人がいて、関係する皆を巻き込んで、体験を共有していく。もちろん依頼を受けている以上、最終的な成果物の良し悪しも当然大事ですが、それよりもそこに向かうプロセスを重視していきたいと考えています。物理的なモノ生産ではなく、体験を通して皆によき思い出を刻んでもらうためのコト生産を提供していきたいと思っています。

若者へのメッセージ

好きなら努力はするな!この言葉だけ切り取られると炎上しそうではありますが、例えば恋愛する時、相手の事を「努力して」好きにはならないと思います。ただただ純粋に好きという想いから自発的に自然に行動しているはずですし、それら全ておいて「努力している」という感覚はないと思います。仕事においても同じです。好きな事を仕事にしている、または目指そうとしているなら尚更です。その「好き」という純粋かつシンプルな感情を大切にし、忘れないで欲しいという事です。

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