稲垣耳鼻咽喉科医院 医師 稲垣康治
いながきこうじ

稲垣康治

東京都生まれB型
職業:稲垣耳鼻咽喉科医院 医師
趣味:剣道
座右の銘:知足利他、継続は力なり

玉川学園小学部から慶應義塾普通部に進学。
医学部卒業まで12年間慶應義塾で学ぶ。在学中は一貫して剣道部に所属。
2000年卒業後、慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室に入局。
13年間の勤務医生活の中で、手術を中心とした耳鼻咽喉科臨床、特に喉頭疾患の臨床・研究に重点を置く。2013年、1942年開業の稲垣耳鼻咽喉科医院院長(3代目)を継承。
2019年医院建替えを機に病児保育室「おおきな樹」を併設。地域医療への貢献に努めている。
日本耳鼻咽喉科学会・日本気管食道科学会認定専門医、補聴器相談医、町田市医師会理事。

オフィシャルサイト

来歴

1 2 3 4 5 6

なぜ今の仕事に?

育った環境が一番の要因だと思います。父が自宅で開業していたため、日々父の働く姿を見て育ちました。両親から将来について指示されたことは一度もありませんでしたが、結果的に兄弟3人(兄、私、弟)耳鼻咽喉科医の道へ進んだのは、正に「親の背中を見て育った」からでしょう。また祖父や父は開業医としての家業のみならず、外に目を向けた活動を行っていました。祖父は東京医科大学理事長として、父は町田市医師会長として、それぞれ医療界のために貢献してきました。その姿は私の理想でもあります。小学生の頃に刷り込まれた玉川学園のモットー「人生の最も苦しい、嫌な、辛い、損な場面を、真っ先に微笑みを以て担当せよ」をベースに、慶應義塾で学んだ「独立自尊」「国を支えて国を頼らず」の精神や、剣道から学んだ「決して相手(問題)から逃げない」という姿勢も、現在の医師としての仕事や地域での活動に役立っています。

現在の仕事への想い

小さなこだわりがあって、決して「患者」や「患者様」と呼びません。「患者さん」と呼びます。逆に「患者」と呼ぶ医師や、「医者」と呼ぶ患者さんがいたら、その人をすぐには信用できません。私たちはお互いに対等な関係と思っているので、「患者様」にも違和感があります。日々の診療においては、医院として地域の皆様に信頼され、愛され続ける存在になるため、治療を通して安心を提供できるように心掛けています。まずは訴えをよく聞き、病状を探り、適切な診断に努めます。これには日々の勉強、情報収集が大切です。また複数治療の選択肢がある場合は、説明をした上で本人に選択してもらうようにしています。診療を通しての信頼関係が安心に繋がると考えているからです。またスタッフへの要望もシンプルに「患者さんのためを第一に」とだけ伝えています。困っている方がいたら手を差し延べて、システムに問題があればスタッフ自ら考えて改善の提案をしてもらっています。

あなたにとって覚悟とは

日々の診療が患者さんや病気との真剣勝負、覚悟が要ります。患者さんにもそれぞれ個性があり、病気も様々です。中には苦手なタイプの方や難しい病気が潜んでいますが、そんなとき思い出すのが剣道で学んだ「逃げない」気持ちです。「絶対に逃げない」と割り切ってしまうと、案外ストレスを感じません。人生のターニングポイントとなった「覚悟」は高校時代と医院継承を決めたときの2回あります。高校時代、剣道が好きで毎日稽古に励んだ結果、学業が覚束なくなりました。このままでは希望する医学部へ進めないと考え、退部を決意。勉学に集中し、念願の医学部に進学することが出来ました。進学が決まった後は、入学式の前から大学剣道部の稽古に参加し、剣道部生活を満喫しました。医院継承も大きな転機でした。勤務医と開業医では同じ医師でも役割が大きく異なります。でも医療界のために貢献したいという自分の夢を叶えるためには、今の立場の方が向いていると思っています。

カッコイイ大人とは?

余裕のある大人はカッコイイと思います。余裕のある人はイライラしたり怒ったりせず、人に優しく接します。そうするとその人の周りに人が集まり、沢山の人から刺激を受けることで更に輝きます。どうしたら余裕のある、カッコイイ大人になれるのか。まず本人に実力がなければ余裕は生まれません。実力を身に付けるためには勉強をしなければなりませんが、ただ闇雲に机上の勉強だけしていても輝けません。人との関わりを持つ中で、多くのことを学ぶことが必要です。そうしないと折角身につけた実力が発揮できなかったり、自信が持てずに他人を羨むようになったりします。幼少期に暗唱した「福澤七訓」(福沢諭吉先生が書かれたものではないとのこと)に従って行けば、カッコイイ大人になれそうです。付け加えるならお金にも余裕があるとよりカッコイイですね。

今後の展望

今後は地域での取り組みから始めて、最終目標は日本の医療制度改革に現場の立場から携わることです。地域ではまず、自科で実績が殆どない在宅医療を組織的に動かしたいと思っています。訪問診療を行う内科の先生から、時々耳鼻咽喉科領域で困ることがあると相談されます。開業耳鼻咽喉科医が個々に対応するにはややハードルが高いため、協力・分担して行える組織づくりをしたいと思っています。休日急患に対応する東京都の当番医制度も、参加する医院が少ないのが現状です。自院を開放して行う現行方式よりも、救急センターに集約させる方のメリットが大きいと考えますが、初期投資等の問題もあり、まだまだ議論が必要です。また今後更に高齢化が進むことが確実な中、今の制度では持ち堪えられないのではという危惧があります。まだまだ多い無駄な費用について、現場から改革の声を上げていきたいと思っています。

日本を背負う若者へメッセージ

先日、母校・慶応普通部の特別授業で「夢への一歩を踏み出そう!」というタイトルで2時間程の講義を行いました。同じく母校・玉川学園の創設者・小原國芳先生が書かれた「夢」(夕の点が一画多い)という書が身近にあり、私は幼少期から常に「沢山の夢を持とう」というふうに刷り込まれてきました。夢や目標は人それぞれ、大小様々ですが、絶対に達成しなければならないものではありません。それに向かって努力することが大事です。夢や目標がなければ努力すらしないかもしれません。もしかすると夢に向かう途中、また別の夢が生まれるかもしれません。色々なことに挑戦すると、他人にはない色が出て、彩り豊かな人生になります。講義では「マインドマップ」を使ってひとりひとり考えていることを可視化し、その中から夢や目標を探ってみました。今まで気付かなかった潜在意識の中からヒントを得て、目標が定まった生徒さんもいました。若者達へ。夢を持ち続けてください。

おすすめ動画※この動画を見た人はこの人の動画も観ています

元プロ野球選手 小宮山悟

元プロ野球選手
小宮山悟

旭山動物園元園長 小菅正夫

旭山動物園元園長
小菅正夫

タレント パンチ佐藤

タレント
パンチ佐藤

お気に入り

キーホルダー

第109回 日本耳鼻咽喉科学会でいただいた「耳小骨」を模ったキーホルダーです。耳鼻咽喉科医らしく、ちょっとお洒落で気に入っています。

剣道具

一生ものの防具が欲しくて、四国まで買いに行った逸品です。これを身につけて、昇段審査も合格しました。これからも相棒として大事にしたいと思います。