4bunnno3.com 就労定着デザイナー 北村尚弘
きたむらなおひろ

北村尚弘

大阪府生まれB型
職業:4bunnno3.com 就労定着デザイナー
趣味:娘とお風呂でアニメ動画を見ること、公園で遊ぶこと
座右の銘:足りないくらいがちょうどいい

人材会社、ネイルサロンを経て独立し、経営コンサルタントとして活動中に障がい者の雇用支援に巡り合う。仲間と福祉事業所「働くしあわせJINEN-DO」を設立し7年間運営。また、川崎市と連携してK-STEPを提唱し現在全国130拠点以上で利用されている。また2016年には障がい者雇用におけるパターンランゲージを発表。2019年から現職として障がい者就労定着のメソッドを広める活動をしています。

オフィシャルサイト

来歴

1 2 3 4 5 6

なぜ今の仕事に?

大きく2つの理由あります。1つ目はブルーオーシャンなフィールドに居ることに気づいたこと、2つ目はまだ見ぬ子どもに誇れる世の中を作りたいと考えたことです。33歳で障がい者就労の世界を、37歳で精神障がいの方の就職の難しさを知ります。精神疾患の方を採用し一緒に働いてみたのですが彼は退職することなりました。世の中に確立された知見も無かったため、多くの方から意見を伺いながら自分で問題をクリアしていく中で、いつの間にか精神障がい者雇用に関するメソッドの最前線にいることを理解しました。また、39歳の時にこれから生まれてくる子にお金のある生活より、多様性を実現した社会をプレゼントしたいと考えました。僕の名刺には社名の意味と僕の理念として次のように書いています。「100点を目指さず、頑張り過ぎず。ほどよい感覚を4ぶんの3と表現しました。多様性の実現には、たりないくらいがちょうど良いのです。」

現在の仕事への想い

以前、精神障がいのある方が社会復帰するためのトレーニング施設を運営していました。鬱を本格的に発症すると回復には何年も時間が掛かります。教え子は30~40代の方が多かったため、働き盛りで楽しい時間を失い「なぜ私が」「あの時こうしていれば」「私に将来はない」と、過去の後悔や未来の絶望の中で生きています。しかし、時間を掛けて適切に関わり自己肯定感を育むと、彼らの目にはまた火が灯ります。卒業した方の何名もが「私は病気になって良かった」と言うのです。「病気は辛いし嫌だけど、おかげで大切なことが分かりました。自分を大切にし、相手と向き合う。思ったことは丁寧に伝え、悩みは抱え込まずに相談する。他人に貢献し、成長を楽しみ、そのため毎日経験値を積み重ねる。もし病気になっていなかったら今も真逆の生き方をしていたと思うから。これからの私の人生はきっと明るいです」一度倒れた方が再度立ち上がりやすく、そしてそこまで折れなくて良い社会を、今を共に生きる方々と一緒に創ります。

あなたにとって覚悟とは

自分の道を見出すことです。ミケランジェロや運慶は彫る大理石や木の中には最初から彫るべき姿が埋まっていて、私はそれを掘り出しているだけだと表現しています。人の天命も同じかもしれません。しかし最初は何もわからないですから、今の時間や人生と向き合い、考え、行動することでまずは経験値を積みます。時には逃げたりサボったり遠回りしても良いと思います。すべての経験値を積み上げた先に自分の本来の姿を見出すときが来ます。僕は若いころはお金持ちになりたかったし、自分でやりたいことはなかったのですが39歳の時に、障がい者就労定着をデザインするという自分だけの道を見つけた時に、この道を生きたいと思い、生まれて初めて本気の覚悟をしました。

カッコイイ大人とは?

僕がカッコイイと思う大人には2つの側面がありました。一つは後輩にとって憧れの存在であることです。子供の頃はパンクロックの流行もあり、大人はダサい、大人になんかなりたくないと思っていました。しかし社会に出て出会った僕の周りの大人はカッコ良く、憧れました。自ら汗をかき、不可能と思われることを実現します。また遊び方も素敵で、例えばお茶会をするにも茶碗や和菓子作りから時間を掛けて楽しませてくれました。僕もこんな大人になりたいと思いました。もう一つは、自分を越える後輩を育成することです。邪魔をしたり足を引っ張らず、後輩の可能性を広げるためにチャンスや知恵の支援をし、自分より成功したときには賛美してくれます。僕は今もカッコイイ大人に恵まれている人生を歩んでいると感じています。

今後の展望

この仕事を通じて、私のような職業や障がいという概念がなくなれば良いと考えます。障がいとは症状そのものではなく「乗り越えにくいハードルがある」ということです。例えば視力が低いことは症状ではありますが、メガネの存在で今や多くの方にとって障がいではなくなりました。医学や科学の進歩に加え、人の関わりかたや価値観が変化することで障がいは限りなく小さくできるはず。なぜなら意外に多くの障がいの根源は無理解や心の位置、コミュニケーションの問題だからです。多様な人たちがワンチームとなり、一緒のゴールに向かい共創することが当たり前の世界では、きっと障がいという考え方はなくなると思います。僕はそれを実現します。

若者へのメッセージ

仕事の方程式「仕事=知恵×情熱」というものがあります。仕事には勉強やスポーツなど自分が力を入れたいことを当てはめてください。知恵は知識のように知っているだけではなく使いこなせることですから、経験することで手に入ります。経験には失敗と成功がありますがどちらも経験値ですので、失敗を恐れずトライすることが大切ですね。また経験には時間が掛かります。時間は「丁寧」に「今ここ」で取り組むと良いでしょう。「今」とは、過去を後悔したり未来を憂いたりせず、「今」の目の前のことに向き合う。「ここ」は自分を生きるということです。他人のことを気にせず、自分の足で自分の人生を歩みます。「今ここ」な時間を過ごすと経験値が溜まりやすく、知識を知恵に引き上げてくれます。知恵は一日1つで十分です。このように生きている人は情熱も十分高い。情熱100の人も最初は、仕事0=知恵0×情熱100からスタートですが、一日目には知識が1たまるので仕事100、二日目には200、100日目には10000になりますね。知恵と情熱をもったあなたはきっとどんな仕事もやり遂げられるでしょう。

おすすめ動画※この動画を見た人はこの人の動画も観ています

元全日本女子バレーボール代表・キャプテン 竹下佳江

元全日本女子バレーボール代表・キャプテン
竹下佳江

陶芸家 岡崎裕子

陶芸家
岡崎裕子

宇宙飛行士 野口聡一

宇宙飛行士
野口聡一

お気に入り

オリジナルデザインのペンダント

33歳の独立の折、新卒同期の西村裕介氏が彫金師になっていたため作成を依頼しました。商売繁盛と健康のモチーフであるヘルメスの杖を書いた僕の下手な絵を、彼の才能で素晴らしい作品にしてくれました。17年間片時も外さず身に付けています。

娘が初めてくれたパパの絵

絵を描くのが好きな娘がパパを書いた作品。3歳の時に「はい」と渡してくれました。なんとも言えない表現力に感動し、持ち歩いていたらボロボロになったので、パウチして今も持ち歩いています。