1984年北海道大学経済学部経済学科を卒業後、日本生命保険相互会社に入社。不動産部・支社・営業部長を歴任する。2007年株式会社ハットリコーポレーションを設立し、2009年に株式会社イーストタウンに商号変更を行う(2019年閉鎖)。2011年株式会社ファインベーカリージャパンを設立し、現在に至る。
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この質問を受けて、つくづく考えたのですが、僕は「今の仕事」に対して積極的な思いがあんまりなかった気がします。さまざまな流れの中で、偶然「今の仕事」に携わっている、との理解が正しいのかもしれません。中でも、不動産賃貸業だけは安心安全に楽をして暮らしたい、と言う思いはありましたが、それにはいくつかの譲れない条件がついており、なかなかプロジェクトの実行にはなりませんでした。事業のスタートには構想から5〜6年かかっております。必要とされているから、相談事があり、仕事と呼べそうなものが降って湧いてくるのだと考えております。しかしながら、今にして思えば、大学を卒業して入社した会社が、その会社のDNAがとても素晴らしく、今の僕を育ててくれたのだと感じております。3つ子の魂100まで、とはよくいったものだと、つくづく思う今日この頃です。
誠実であることです。もう少し膨らませると、保身であったり、詭弁であったり、言い訳であったり。そのような事を発想する前に、ありがとう、ごめんなさいをスタートに、挑戦し続けることですね。挑戦したのであれば、失敗したとしても、上記の「保身」「詭弁」「言い訳」などに取り組む必要もなければ、時間を割く必要もありません。ただし、その(失敗の)原因だけは、しっかりと検証しないといけないのですが。自分自身の立場ではなく、会社として、社会として、10年、50年、100年後の評価を得られ、そして、会社が存続していく事です。これが仕事なんだと思います。歴史観のある仕事とは、このような意味も入っていると思います。そして、何よりも根底として必要なのは、100:0の意見なんてないと言う事です。経営は常に、算数の問題ではなく、哲学の問題だと言うことを根底で理解しておく必要があるのだと思います。算数の問題とは、何人かで議論する必要のない事柄ですね。これは、100:0となる事象です。哲学の問題とは、今、この時は、コレです。ひょっとすると少しでも時代が変われば、コレです。少しでも場所が変わればコレです。この哲学の問題を徹底的に考え、方針をきめ、実行し、検証します。これを、誠実にダイナミックに行なっていきます。そして、上記のことの表裏だとは思うのですが、仕事には必ず間違いが起こる、ということを念頭に入れておくべきだと思います。
スタートの時です。そのスタートが、熟考の結果であっても、偶然スタート地点に立ってしまった結果であっても、スタートに立った時、その時が私にとって覚悟の瞬間となります。相談事を聞こうと決めた瞬間、偶然ある話を聞いた瞬間、これをやらなければ臨終のベッドで、「あれ、やっておけばよかったなあ」って感じてしまうと考えた瞬間がその瞬間だと思います。
ありがとうとごめんなさいが、瞬時に、爽やかに、タイミング外さずに、言える、表現できる人です。「でも」「しかし」なんてのは、保身以外の何物でもないし、保身ほど、みっともないものはないと感じています。保身は、私利私欲の一つでもあり、単純に、怒られたくない、ここで時間を潰したくないと言う私利私欲もあれば、もっともっと奥の深い私利私欲もあります。程度の差こそあれ、どれも一緒。それがない大人がかっこいいですね。もちろん、青少年でも、少年少女でも。
日本では、「学歴」が今の時代マイナスの座標軸になっています。確かに、高校を中退したり、ご家庭の事情でいけなかったりの方々は、日本の最高学府と言われる大学を卒業した方々より、文章を読む、書く、考えるという点では訓練を受けていないのだろうけれど、それだけです。こんな足枷のもので人生判断されても迷惑だし、そんな歴史が続くと、残念ながら「諦め感」に支配されてしまいます。そんな閉塞感のある社会をなんとかしたいですね。また、ここで行われている教育も、原則として、みんな「ゼロ」スタートが基本です。資産100億、関係家族皆同様のような、家庭環境の小学一年生と、幼くして両親を亡くし、なんとか暮らしている環境の小学一年生では、持ってるアドバンテージが違います。それを「ゼロ」スタートで、「平等」だから、と言う教育は絶対間違っています。このような教育からは、起業精神など養えないし、培えないです。そこに憤りを感じています。では、どうすれば、、それを探すことが、今の目標なんだと思っています。また、移動販売のパン屋を始めたことから、今後は店舗も構えたいとも考えています。例えばペットも連れてこられるレストランやお弁当屋さんかもしれない、それが地域のため、人のためになれば嬉しいですね。
自分自身を信じて、突き進んでください。みなさん、さまざまな環境にあるのだと思います。突き進むといっても、どこへ?と考えている方々もいると思います。進む中にも、さまざまな不安が出てくると思います。そんな時、なんの邪念もなく、保身もなく、自分自身の心と対峙し、結果として「違和感」がなければ、しっかり進んでいってください。所々、「違和感」と語り合い、進めていってください。そして、僕のような全くの無名の方々が、多分あなたの周りには、意外と多く存在しています。そして、あなた同様、常に悩んで、迷っております。政財界の誰もが知っている方々だけでなく、そのような方々も近くにおりますので、そのような「違和感」のない方々を早く見つけ、人生の拠り所にしてみてください。
もう、数代目です。高校1年生の時にパーカーの75というものを頂き、すっかりお気に入りです。ある時は、テストをそれで書いて先生から叱られたことがありました。それは無くしてしまって、その後、今は亡き父からもらった、戦時中の万年筆と、モンブランです。このモンブランも4代目。苦楽を共にした、とか言いながらも、無くしちゃうんだよな。猛省しております。
たまたま、静岡の大御所さんから「はっと、これ知ってる、ちょっと吹いてみたら」と渡されたのが「篠笛」です。たまたま、音が鳴っちゃって、「普通は音が出るまで結構時間を要するんだよ、一緒にやろうよ。」と乗せらて始めました。この篠笛がきっかけで、カンヌ市長とも面会し、音楽交流訪問したりするなど思いもよらない関連ができました。