福岡市在住。美容メーカー勤務後に結婚、出産「働きたい理想の仕事がなかったから」という理由で子どもが生後6か月の時に起業。キャリアなし、コネなし、資金なし、人脈なしという全てがゼロから3年で九州にフラワーアレンジ教室を56ヵ所に展開。生徒数は1,200名となる。コロナを機に多角経営に切り替えてフラワー事業、エステ事業、飲食事業、動画制作事業などを行う。実業の他、女性起業家育成や若手経営者育成などで全国を飛び回っている。
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結論からいえば「理想の仕事がなかったから自分で創った」ということになります。現在は「女性の理想の仕事の創造」という企業理念を揚げて、フラワー事業、エステ事業、飲食事業、動画制作事業、起業家育成など多角経営を行っているのですが、元々はどこにでもいる普通の主婦でした。20代半ばで結婚して出産し、これが私が欲しかった幸せのはずなのに社会から置いていかれたような虚無感の毎日。妻としての私、ママとしての私だけではなく「ひとりの女性として必要とされたい!」「経済的にも自立をしたい」、そう思い就活を試みましたが子どもの保育園の時間内にできる仕事で私がやりたい仕事がなく、かれこれ30社くらいに面接にいき面談を繰り返しましたが当時は(20年以上前のことです)まだまだ女性が赤ちゃんを抱えて仕事をするという時代ではなく、行政や民間のサービスも整っていなくて現実の厳しさの壁に直面しました。そこで、主婦がやりたい理想の仕事がないのなら、私が創ろう、育児と仕事の究極の両立とは「起業」ではないのか?と思ったことが第一歩目のきっかけでした。
意識していることは、勝手な解釈をせずにご本人に確認することです。「やってくれると思っていました」「普通は〇〇だと思うのですが」など人は自分を基準とした前提で物事を考え解釈します。ひとこと確認すれば済むことにモヤモヤする時間はもったいないのでご本人に直接確認します。お客様、生徒様、スタッフ間、取引様など関わる人たちの時間を奪わずに気持ちよく仕事を進めていくためにも気をつけていることです。
リスクのあることにチャレンジすることです。現状を変えようと思ったら、これまでと違うことをしなければいけません。これまでと同じことをしていたら、これまでと同じ結果が続くだけです。覚悟をした瞬間に未来は変わることをこれまで幾度となく経験してきました。これからも迷ったら安定を求めることなく不確実な方に進んでいきたいと思っています。
常に挑戦し続けている人。年齢を言い訳にすることなく、いくつになっても何か新しいことを始めたり好奇心を失わない姿は魅力的だと思います。それに、脳は新しいものを好むといわれています。「訪れたことのない街にいってみる」「話題のお店に足を運んでみる」「誘われた会には喜んで参加してみる」など、仕事もプライベートも関係なく全力で遊ぶときはしっかり遊びオンオフのある大人はカッコいいなと思います。
創業時からの弊社の軸となっている企業理念の「女性の理想の仕事の創造」をこれからも邁進していきたいと思っています。それに加えて個人理念の「心愛天人」意味は「心から満たされる人生創造のお手伝い」です。それを基本として、今後考えていることは女性起業家の底上げです。諸外国と比べても日本の女性経営者率は低く男性経営者の1割未満です。日本の労働人口が減っていくことは確実なので「女性×地域」に焦点をあてて組織をつくっていきたいと考えています。他にも「若者×地域」若い人と地域を繋ぐような活動もやっていきたいです。地方創生が弊社のこれからの課題です。
日本は今までになかったような大きな流れに直面しています。人の暮らしや社会が多様化してこれまでと同じようなやり方では通用しなくなる時代に入ってしまいました。流れにうまく対応せずに、現状に甘んじていると少しづつ緩やかに衰退を迎えてしまいます。そのような衰退の道をたどることなく、明るい日本の未来を実現するためには、ひとりひとりが将来の目指すべき将来像(目標)を明確に描き、それを実現させるための考え方(戦略)と具体的な行動が必要なのかなと思います。
会社のロゴマークがハイヒールなのですが、私の中での女性自立のシンボルのイメージがハイヒールなのです。経済的自立と精神的自立を果たし自分の2本の脚で立つ女性をたくさん創りたい。そう決意した創業時の初心を忘れずにいたいので毎日ハイヒールで走り回っています。オンスイッチが入るアイテムです。
何もない日に突然娘からプレゼントしてもらった物です。毎日愛用している大切なタンブラーです。