覚悟の瞬間(とき)

嶋田クリニック 理事長・院長・医師 嶋田一郎
しまだいちろう

嶋田一郎

大阪府生まれA型
職業:嶋田クリニック 理事長・院長・医師
趣味:読書、神社仏閣めぐり、メダカ飼育、天文、クラシック音楽鑑賞
座右の銘:実るほど頭を垂れる稲穂かな

昭和59年、大阪市立大学医学部卒業のち大阪市立大学医学部第2内科にて臨床研修開始。その後、長野県佐久市浅間総合病院内科にて一般内科医として勤務。旧・国立泉北病院・神経内科にて約10年間勤務。平成8年10月 現在の嶋田クリニック開院(内科、神経内科を標榜)し、院長として勤務、現在に至る。特に、(パーキンソン病をはじめとする)神経難病と認知症に対する専門診療・多職種連携を軸にした地域医療に力を入れている。在宅医療にも、開院当初から従事。

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来歴

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なぜ今の仕事に?

幼いころから、自分の母親から「お前は未熟児で死ぬ寸前だった。担当の先生が必死で頑張って生かしてくれたんだよ」とよく聞かされていたこと、幼少時は病弱で、しょっちゅう近所の開業医の先生のお世話になりその先生がとてもやさしくて「こんなお医者さんになれたらいいな」と子供ごころに思っていたこと、さらには、小学校の時に野口英雄の偉人伝を読んで感銘を受けたこと、こういったことの中で、将来の職業としては、医師になること以外はほとんど考えたことがなかったと思います。医学部に入ることをただひたすら目指して勉強しました。私の身内に医師をはじめ、医療従事者は皆無だったことも、かえって夢を膨らませる妨げがなかった背景と思います。

現在の仕事への想い

患者さんに寄り添った医療、「病気」だけを診ずに患者さんの生活全体を支える観点からの全人的アプローチを心掛けています。さらには、地域のいろんな職種の方々との連携を大切にし、地域における「チーム」を意識した仕事・活動を心掛けています。

あなたにとって覚悟とは

自分が医師になって数年たったころ、父親ががんの末期となって入院生活が長引いたことがありました。その際、自分も医師である立場から、身内の者と病院関係者(主治医や看護師等)との間に立たざるを得ない苦しい状況が続きました。さらには、当時はがんの告知が一般的でなく、父親にも「良性の病気」であると偽り、うそをつきとおしたことが本当につらかったです。父親を短い期間しか家で過ごさせてあげることができず、最後は病院で看取らざるを得なかったことが心残りで、さらには、がん末期であることをちゃんと早めに伝えておいたら、人生の残りをどう過ごすかと父親に考えて過ごしてもらえる日々を提供できたのではないかと悔いる日々が続きました。がんの末期の状態の父親と向き合った日々が、今までの人生で最も覚悟したと思うエピソードです。そのつらかった日々を乗り越え、振り返る中で、今の自分の仕事や活動のスタイル・信念が形作られたものと考えています。

カッコイイ大人とは?

日々の仕事や活動の核になる「信念」をしっかり持ってぶれないこと、しかし、周りの人には優しく接して好感を持ってもらえるような雰囲気を醸し出せること、そういったことが「自然体」でできること、そういう大人が理想と思います。そのためには、自分とは別の、「自分を見つめるもう一人の自分」を意識し、その「もう一人の自分」から見て今の自分はどう映っているか?と自問自答するという習慣の積み重ねで、理想に近づいていけるのではないかと思います。

今後の展望

今まで仕事に邁進してきましたが、自分のことを後回しにし続けた人生だったとも思います。自分のための時間をしっかりと確保して、燃え尽きないようにしなければならないとも考えています。また、これからは、自分の能力を超えた高望みはせず、今のポジションの充実や足固めをすべき段階なのではないか、また、これからの時代を担う若い人たちへの引継ぎやサポートをしてゆく段階ではないかと考え始めています。

日本の明るいミライのために

世の中は閉塞感・先細りといったマイナスイメージにあふれているように見受けられ、若い人たちがこじんまりとまとまり、しんどいこと・面倒なことには関わりたくないといった姿勢を取りがちのようにみえます。「情けは人のためならず」といった言葉がありますが、相手のため、地域のため、と心底から応対することの積み重ねの中で、結局は周りから自分が生かされている状況が作られるのだと実感しています。この、「情けは人のためならず」をモットーに頑張ってもらえたらと思っています。

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