学習院大学経済学部卒業。元プロボクサー。引退後に税理士になることを決意し、税理士法人で勤務しながら5年で税理士試験に合格。2016年、独立。税務調査対応や相続対策、医師・歯科医師の税務を得意とし、大学の非常勤講師として税務調査に関する講義も行う。著書に「社長、経理を見直せば会社のお金が2倍に増えますよ！」（現代書林）
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大学生時代に「強ければモテるのではないか」と勘違いしてボクシングを始めました。プロテストに合格したのもあったのですが、ひねくれた性格から「普通に就職をして何が面白いのだろう」と思ってしまい、それで後悔しないように今を目いっぱい楽しもうという結論に達しました。「やりきったら資格でも取ってなんとか食っていこう」とも考えていました。ボクシング引退前から資格のことを意識し始めていたのですが、せっかくなら難しい資格にチャレンジしようと思って目指したのが税理士でした。本当は弁護士にも憧れがあったのですが、すでに結婚もしていて働かざるを得ない状況での司法試験挑戦は無謀だと判断しました。
仕事での立場上、「先生」と呼ばれることが多いのですが、だからといってこちらの立場が上だとか、そんな風に考えたことは一度もありません。年齢による上下関係が苦手、というよりもその上下関係に一体なんの意味があるのだろうと思っていますし、税理士とお客さんの関係に上も下もありません。対等な立場だと思っているからこそ、言わなければならないことは誰であっても言わなければいけませんし、お客さんにもそう思って接してもらいたいと思っています。近年は年下の経営者も増えてきましたが、常に敬意をもって接しています。
勤務税理士をしていたころ、あることがきっかけで事務所に対して不安に思うことがでてきました。それがきっかけで独立を決意して、突発的に翌日に辞意を伝えたのですが、用意周到に辞めると言ったわけではなかったので、しばらくは不安な日々を過ごしていました。ですが、なぜか妻はそんな様子もなく、「まあなんとかなるじゃろう」と言っていました。「苦しくなったら私も働くしね」とも言っていたのですが、その頃にはすでに3人の子供がいて、はっきり言って子育ての傍ら働くなんて無理だと思ったのですが、そう言ってくれたおかげで僕は覚悟しました。もし成功しなかったら、夜中にバイトをしてでも家族を守っていこうという気持ちにさせてくれました。
大学生のときからの親友と昔から語りあっていたことのひとつに「どれだけ成功してお金持ちになったとしても、節制もできずにお腹がぽっこり出ているような、そんなわかりやすい大人にはなりたくない」というものがありました。今でもその気持ちは変わらず持ち続けているので、やはり僕がカッコいいと思う大人とは、スタイリッシュな体形を維持できる大人ということになりますね。そのために必要なことは、シンプルに適度な食事と運動につきると思います。ただ、最近はそれだけでは少し足りないなと思っていまして、加えて成功体験を基にした自信がオーラとなって出ているような大人はますますカッコいいと思います。
将来、僕自身がどうなっているかなんて考えたこともありません。年齢的にもう人生は下り坂ですし、それならやりたいことを全部やって死んでいきたいと思っています。ただ、人間は自分の死期を選択することができません。それは明日かもしれないと考えると、今後のことを考えるのがバカバカしく思えてしまいます。いつ死んでもいいように、楽しい人生だったと思って死んでいけるように生きていくことが夢であり目標ですから、そういう意味では常に夢を追いかけていることになりますね。
本音を言わせてもらうと、「まだ若いんだから」という言葉があまり好きではありません。大人達からそう言われてきた、今となって中年となってしまった大人達の多くが夢を叶えることができずに、不安や不満に満ちた生活を送っています。若いのは本当に一瞬で今だけです。何もしない、行動できない若者にとっては、その「若さ」に何の意味もありません。もがき苦しみもせずに過ぎ去ってしまう10代20代では、本当にもったいないと思うのです。「何もしない」ということが、人生を振り返ってみて最も後悔してしまうことなのです。みなさんには、一歩踏み出す勇気を持って酸いも甘いも経験していってもらいたいです。
これがないととにかく何もできない、というよりかはこれされあれば何だってできる、というくらい僕にとっては必須のアイテム。常に肌身離さず持ち歩いています。iPhone信者で、新作が発売される度に買い替えています。
常に同じ格好で仕事もプライベートも過ごしたいので、全く同じTシャツとデニムを複数購入して着まわしています。TシャツはUNIQLO、デニムはreplayというブランドです。このスタイルで仕事をするようになってから、生産性と業績ともに向上しました。
