昭和61年4月、建設省(現国土交通省)入省。平成23年7月、国土交通省関東地方整備局道路部長。平成27年7月、国土交通省大臣官房技術審議官。平成28年6月、国土交通省近畿地方整備局長。平成30年7月、国土交通省道路局長。令和3年1月、日本製鉄(株)顧問。令和4年9月、香川県知事。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
長年国土交通省に勤務して全国のまちづくりに携わってきました。その経験を郷土香川の発展に生かしたいと考え、知事に就任しました。昔から地図や地形が好きだったのですが、地図の中で変わった地形などを見る中で、人の暮らしや産業は地形に根付いたものがあり、そういったものに携わる仕事、役に立つ仕事がしたいと考え、1986年に建設省に入省いたしました。時代も状況も変わりましたが、地形と地理を生かしながら人の暮らし、産業を良くしていくという意味において、ある程度自分の思い描いていた官僚としての仕事ができたのではないかという自負はございます。
香川県の財産は瀬戸内海であり、この瀬戸内海に改めて世界の関心が高まっています。この好機をとらえて観光と産業をベースにした香川の発展を目指したいと思います。また、迷ったときはやる事を大切にしております。やってもうまくいくかわからないこともたくさんあると思います。世の中にニーズがあるものに関してはその時やってみてうまくいかなくてもそのうちいろいろな力が集まっていて形になっていく。楽観主義かとは思いますが、これまでも、今も、これからも迷ったらやってみることを大切にしております。
県政の推進は方針のわかりやすい発信とそれを実施する実行力であると考えています。行動にはリスクが必ずあります。そのリスクを覚悟しないと実行できないと思いますので、そのリスクを取る実行力こそが覚悟と思います。考えるだけでなく、実行することで次の可能性が見えてきますので、実行し、周りの風景を変えることが大切だと考えております。
困っている人を助けてあげられる大人がカッコイイ大人だと考えています。そして人に優しくしてあげられる人がカッコイイ大人だと思います。子どもの頃は自分の事しか見れない、周りの事が見れない、それが大人になることで人のことが見え、周りの事が見えるようになり、周りの人が見えるようになることで困ってる人が目に入り、助けることが出来ると思うので、困ってる人をさりげなく助けてあげることが出来る人はカッコイイ大人ではないかと考えます。
日本には資源がありません。そのため、「つくって」、「売って」、「稼ぐ」ことは、日本人が今後も目指すべきところです。香川は、災害が比較的少なく、静かな瀬戸内海の沿岸を中心に、「つくる」には絶好の場所といえます。つくって、外に売って、稼いで、県の発展につなげていきたいと思います。
日本は四季があり、国土も全国津々浦々多様な自然があります。この恵まれた「地の利」は世界でも有数です。そして歴史に裏付けされた優秀な日本人の伝統が引き継がれています。恵まれた国土に優秀な人材の日本はこれからも発展すること間違いなしです。
香川県東かがわ市は、手袋産業が伝統的に盛んです。この手袋産業をPRするものです。毎日使っています。
香川県のキラーコンテンツのうどんとうどん鉢をモチーフにしたデザインのネクタイ。デザインが優れており、お土産として好評です。