覚悟の瞬間(とき)

ジャーナリスト 荻原博子
おぎわらひろこ

荻原博子

福井県生まれ不明
職業:ジャーナリスト
趣味:仕事、今後は釣りに挑戦する予定
座右の銘:借金減らして現金増やせ

1954年生まれ。経済事務所勤務後、1982年からフリーの経済ジャーナリストとして、新聞・経済誌などに連載。女性では珍しく骨太な記事を書くことで話題となり、1988年、女性誌hanako(マガジンハウス)の創刊と同時に同誌で女性向けの経済・マネー記事を連載。難しい経済やお金の仕組みを、生活に根ざしてわかりやすく解説し、以降、経済だけでなくマネー分野の記事も数多く手がけ、ビジネスマンから主婦に至るまで幅広い層に支持されている。バブル崩壊直後からデフレの長期化を予想し、現金に徹した資産防衛、家計運営を提唱し続けている。新聞、雑誌等の連載やテレビのコメンテーターとしても活躍中。著書も多数。

オフィシャルサイト

来歴

1 2 3 4 5

なぜ今の仕事に?

たまたま学校を卒業して就職した先が経済評論家の先生の事務所だったのです。その先生の事務所で記事書きをして、記事を書くテクニックを教えて頂いたり、いろんな雑誌や新聞に記事を書いたりしていました。27歳の時に当時とてもなりたい職業であったルポライターになるべく事務所を辞め、戦争で引き上げてきた方々の記事を初めて書いたのです。ただ私は当時若かったこともあり、とても戦争というものを抱えきれなかったのですね。そこでやはりルポライターという職業は難しいものだと痛感し、そこからは経済の記事一本で仕事をしようと決め、現在に至ります。

現在の仕事への想い

経済っておもしろいですよね。皆さん経済と聞くと数字がたくさん並んでいて難しいものだと思うかもしれませんが、人の営みって全て経済なんですよ。例えばお母さんがスーパーで買い物をすることも、子ども達がお小遣いをもらって、それを無駄遣いすることも全てが経済なんです。そういう意味では人々の営みという意味では経済はとても幅広く興味深い分野だと思います。

そう思うようになった、きっかけ

どちらかというと自分が興味がある分野ばかり書いてきましたので、きっかけらしいきっかけというのは特にありません。今でもそれは変わりませんね。ですから(私の記事というのは)非常に主観的な部分も大きいのですけれど、仕事が本当におもしろいです。日々ものを書くことが当たり前なので、仕事の醍醐味というものはあまり感じたことがありません。ただ私はものを書くことが好きなので、書いていると夢中になって時間を忘れてしまいます。だから本当にこの仕事が好きなんだと思います。私の仕事はアイデアが降りてくるのを待つような仕事ではなく、取材をして、データを集めて分析をして文章を構築していく仕事です。朝、犬の散歩をしているととても頭が冴えて来るので、散歩から戻ったらもう原稿を書き始めます。早寝早起きが性にあっているみたいです。後は締め切りを守る生活をかれこれ30年くらいしてきているので、締め切りは苦にはなりません。そのゴールに向けて何かをやっていくという作業の繰り返しなので、逆に締め切りがないと何か見落としているようで不安になるくらいです。

あなたにとって覚悟とは

モットーは皆さんに分かり易く書くことです。自分で覚悟をしている感じはあまりないのですが、ただ、私はかれこれ30年程前に、経済ジャーナリストという名前を自分で決めたのですね。ジャーナリストというのは、銀行員でもなく、ファイナンシャルプランナーでもない、世の中で起きていることを人に伝えていく仕事ですよね。その仕事をやろうと決めて、その肩書きをずっと今でも使っているということは「自分は(世の中で起きていることを)伝えていく人間としてちゃんとやっていかなくてはいけない」と感じている、そういう意味では少しだけ他の人より覚悟をしているのかもしれませんね。私は例えば何かを書くことで企業に嫌われたとしても全く気にしたことがないので、何かに偏った書き方をしないんです。皆さんの役に立たないといけないと思っているんですね。役に立たないやつだなって言われたくないんですよ。

今後に向かって

今一番やってみたいことは実は釣りなんです。釣りっておもしろそうですよね。私には本当に趣味がなくて、仕事が趣味のようなつまらない人間なので、何か趣味が欲しいと思った時に、自分に一番向いていると思ったのが、のんびりと釣り糸を垂らして待つ、釣りだったんですよね。今一緒に行く人を探して声をかけまくっていますよ。 かっこいい大人とは「優しくて包容力がある人」ですね。今、子どもだけではなく、大人にもゆとりがないですよね。それはその人だけのせいではなく、今社会全体にゆとりがなくて何か一度失敗したら人生滑り落ちちゃう、そんなギスギスした世の中ですよね。その中でゆとりと包容力をもって、若い人をリードしてあげられる人はかっこいい大人だと思いますね。ゆとりを持つって難しいですけどね。ゆとりという意味ではお金がある人は使わなきゃいけませんよね。お金は天国までは持って行けません。生きて楽しく使えるうちに使った方がいい、そんなメッセージを込めて本を書きました。ゆとりを見つけ出すって人間にしか出来ないじゃないですか。是非皆さんにも色々なところでゆとりを見出して頑張っていって欲しいですね。

おすすめ動画※この動画を見た人はこの人の動画も観ています

格闘家 宇野薫

格闘家
宇野薫

編集者 見城徹

編集者
見城徹

政策工房 代表 原英史

政策工房 代表
原英史

お気に入り

1冊目は初めて戦争というものをリアルに知った27歳の時に長野県大日向村を取材して書いた本です。もう1冊はいつも「お金を使うな」と言っている私が、自分の幸せのためにお金を使い切って逝こうと書いた本です。お金は天国までは持って行けません。生きて楽しく使えるうちに使った方がいい、そんなメッセージを込めています。

お気に入り写真

産後、子どもと病院から退院した時に、夫が撮ってくれた思い出の写真です。