覚悟の瞬間(とき)

お金の塾 塾長 ファイナンシャルプランナー 小幡賢治
おばたけんじ

小幡賢治

兵庫県生まれA型
職業:お金の塾 塾長 ファイナンシャルプランナー
趣味:少林寺拳法、温泉めぐり、レース鑑賞、格闘技鑑賞
座右の銘:愛のない力は暴力なり。力のない愛は無力なり。

関西圏の大学や専門学校をはじめ銀行や保険会社などでFP養成講座や継続研修会の講師を行う。現在は神戸市の王子公園に拠点を置き、FPとしてライフプランニングや個別相談業務(住宅、教育費、年金、保険、相続、運用)を行う。

オフィシャルサイト

来歴

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幼少~学生時代

警察官だった父は、ふとしたきっかけでスーパーマーケットを開業しました。母と共に苦労をしながらもその経営は順調でした。しかし開業当時に引受けた連帯保証の相手が経営不振から夜逃げをしてしまい、父のもとに連日遅くまで銀行や関連業者が押しかけてきました。結局多額の負債ごと経営不振の店舗を引取ることになりましたが、このままではやがて店も家族もいきづまり、たいへんなことになるということは、当時10歳の自分にもわかっていました。今振り返れば、このころすでに自分の将来をあきらめていました。高校卒業後、現実から逃避するように陸上自衛隊に入隊、自ら志願して最前線である北海道に配属されました。訓練は厳しかったが、その間は現実を忘れることができたので、それに夢中で没頭しました。しかし、訓練だけではもの足りなくなり、部隊の上官や家族の反対を押し切って半年で退官しました。このころの自分は最高に自分勝手で、その心はどうしようもないくらい荒んでいました。

現在の道へ進んだきっかけ

退官後は職を転々とするが、結局は家に戻り父の仕事を手伝うこととなりました。父は経営が厳しいながらも4店舗にまで事業を拡大していました。しかしライバル店が近くに開店するなどもあって、いよいよ経営が困難となりやむなく事業を廃業せざるをえなくなりました。すべて終わりました。残された自分には、学歴も資格もお金もなく、こんな自分に何ができるというのか、そんなとき縁あって地元の損害保険代理店に勤務することになりました。そこの社長は情には厚いが仕事のやり方にはめっぽう厳しく、前任者はみな数か月と続かず退社していました。しかし自分はなんとか必死にくいさがりました。当時の会社は損害保険事業が中心でありましたが、自分は総合的にクライアントを守りたいと考え生命保険の取扱いも本格的に始めました。そしてFP資格に出会い学んでいくうちに、これこそが自分が求めていた職業だと確信し、国際ライセンスであるCFP資格までを一気に取得しました。

覚悟の瞬間

「FPは顧客の将来の夢や希望を実現する仕事」それまで悲観的な生き方をしてきた自分にとっては、たまらなく魅力的な職業でした。しかし社長は昔ながらのやり方にこだわるあまり、FPについては否定的で意見がいつもぶつかっていました。「この会社でFPの仕事を広めたい。」そう思えば思うほど、その思いとは裏腹に社長との確執は高まるばかり、ある朝突然、「FPをとるか、会社をとるか」どうしてもFPの仕事をするというのであれば、会社のやり方とは違うので今ここで会社を去るようにと、実質クビを言い渡されました。父が始めた事業が原因で、生活破綻、家族離散、といった事業経営の悲哀をもろにうけながらもここまでなんとか生きて、厳しいながらもサラリーマンの安定した収入と生活、妻や子供の顔が浮かびました。しかし、ここで引き下がるわけにはいきませんでした。即時退職し、FPとして個別相談業務とセミナー講師業を中心とした独立系FP事務所を立ち上げました。

今後の目標

なんの計画も準備もなく、突然の独立をしました。小学生と幼稚園児を抱えて、開業当時は売上も少なく、経営も家計も困難を極めました。当時日本では、FPとして十分な収入を得ることは難しいといわれていました。この業界でどうやって事業を継続していけばよいのか、資金繰りや経営については、父の事業から多くを学び経験していました。そして開業後数年で売り上げも少しずつ増え黒字経営できるようになりました。父はほどなく病に倒れこの世を去りました。途方もない苦難を家族に残して、しかしそれ以上の知識と経験を自分に残してくれました。これまではサラリーマン家庭のライフプランを中心にFP相談をしてきたが、今後はこれまでの経験を生かして、中小事業経営者のライフプランを経営も含めて、事業の承継までサポートしていきます。また、より幅広い問題に対応するためにも、法律知識は不可欠でした。今年から中央大学法学部通信学科に入学し、10年かけても卒業します。

日本のアカルイ未来のために

少子高齢化が進み、年金の支給が70歳という時代が来ようとしています。どうかすると50年、すなわち半世紀もの間仕事をすることになります。そしてこれからも社会は変化し続けます。そんな世の中を生き抜くために、「50年もの間変わらず通用する仕事は何か?」と問われても答えられる人間がどれだけいるのでしょうか。人は時代にあわせて変えるべきことは変えていかなければ生きていけません。しかしどんなに時代が変わっても変えることなく守り続けていかなければならないものもあります。一つのことを深めて極め続けること、そうすればそこから必ずや新しい道が見えてきます。社会にアンテナを張り巡らせながら、どのような変化もおそれず、今目の前にあることを信じて全力で取り組むことです。本気で一生懸命取り組んだことが、たとえ結果が大失敗に終わったとしてもその経験は将来必ずいきてきます。これまでを振り返ると自分にはそう思えます。

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評論家 石平

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指揮者 西本智実

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この資格に出会ったことで、波乱に富んだ人生となりましたが、悔いはありません。

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私のように、以前にお金で人生を翻弄された方のコラムを見て、買ってみました。お金は大切にする人のところに集まってくるそうです。昔ならともかく、今は素直に聴けます。