覚悟の瞬間(とき)

株式会社GLITTER STAGE 代表取締役 七條千恵美
しちじょうちえみ

七條千恵美

京都府生まれO型
職業:株式会社GLITTER STAGE 代表取締役
趣味:人間観察
座右の銘:自分とは一生の付き合い

同志社大学卒業後、JALに入社。客室乗務員として「Dream Skyward優秀賞」を受賞したほか、皇室チャーターフライトのメンバーに抜擢されるなど優れた接客スキルを高く評価される。また、客室教育訓練室のサービス訓練教官として多くの優秀なCAを輩出。サービスマインドの強化と身だしなみの授業には定評があり、会社から最高評価に値するS評価を受ける。現在は、(株)GLITTER STAGEの代表取締役として、企業研修や人材育成の分野でも強い牽引力を発揮し、活躍中。書籍は、『人生を決める「ありがとう」と「すみません」の使い分け』『接客の一流、二流、三流』『ザ・チームワーク~良質なチームワークを築く24の方法』を執筆。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

客室乗務員の仕事もJALという会社もとても大好きでしたので、わたし自身、「よく独立起業の決断をしたなあ」と当時を振り返っています。あいかわらず周囲からは、「会社が大変な時期を脱したあとになぜ退職したの?」とよく聞かれます。いくつかの理由はありますが、今の仕事に就いたもっとも大きなきっかけは、客室教育訓練室で教官という仕事を経験したからだと思います。客室乗務員としても情熱を注いできた自負はありますが、教官になると相手はお客さまではなく訓練生です。まさに情熱を越えた体当たりの教官だったと思います。厳しい面接を越えてきたとはいえ、一筋縄ではいかない訓練生もいましたし、世代が違うことで異なる価値観に苦労したこともありました。しかし、固いつぼみが段々と花開くように成長していく姿を何度も目の当たりにしたことで、「人は教育や指導者によってこんなにも成長するのだ」と心が震えたことを覚えています。「失敗を恐れたり、他人の目を気にせずにもっともっと可能性を引き出してあげたい」そのような気持ちが、わたしを客室乗務員から研修講師に後押ししたのだと思います。

現在の仕事への想い

元CAのわたしですので、研修や講演の看板メニューは「接客スキルの向上」や「コミュニケーションスキルの向上」となります。接客に大切なことはすでに皆さまご存知の通り、「笑顔、身だしなみ、アイコンタクト、所作、言葉づかい」などですが、それはあくまでも「心を伝えるツールにすぎない」というのが私のスタンスです。極端に言えば、それらがパーフェクトでも、さほどお客さまの心を掴むことができない人もいる一方で、いわゆる「スキル」が足りずともお客さまから愛される人もいるわけです。その違いは何かといえば「相手や仕事に向き合う姿勢」であるとわたしは確信をもっています。ですので、私の研修では「できない人」を否定したり叱ることはまずありません。しかし、「やらない人、こなそうとする人」に対しては、雷を落とすことも少なくありません。接客もコミュニケーションもまずは「相手への敬意」「アナタのことを大切に想っています」という心を伝えることが最も大切なことですので、「形よりも心の醸成」に重点を置いています。

あなたにとって覚悟とは

独立起業した以上、後戻りはできません。「会社を辞める」と決断したときが覚悟の瞬間だったと思います。そしてそのあとは、すべて自分の決断で進んでいかなければなりませんので、多くの場面でおっかなびっくりしながらも覚悟を決めることを余儀なくされています。経営している以上は、売上も当然大切ですし、それを最も重要視しなければならないのかもしれませんが、私の座右の銘でもあります「自分とは一生の付き合い」に反することは絶対にできません。自分への信頼を最優先していますので、一見すると好条件の仕事でも、何か違和感をもつことがあれば安易に引き受けることはしません。また、私も人間ですので好感度も人気もほしくないと言えば嘘になりますが、そんなちっぽけなものと引き換えに目の前にいる受講生の成長を妨げるようなことはするまいと思っています。いけないことは「いけない」と本音で言える関係性を大切にしたいと考えていますので、「七條さん怖い」のレッテルを貼られるであろう瞬間は毎回「覚悟の瞬間」です。

カッコイイ大人とは?

いつまでもエネルギッシュであり、美しい心を持ち続けている大人が素敵だと思います。これまで約100万人のお客さまと出会い、約1000人の訓練生を指導し、研修講師としても多くの方の前に立たせてもらっておりますが、仕事や職位、年齢は、その人の魅力とはまったく関係がないということを痛感しています。その人のもつ魅力は、その人が日々何を思って日常を積み重ねてきたかによるものです。経験やスキルの差こそあれ、根底にある「素直で美しい心」は何にも勝るとわたしは思うのです。私も得意分野で語るときは自信がありますが、まだまだ知らないことだらけです。知らないことは知らないと言える素直さや、未熟な自分を省みる謙虚さを忘れない大人になりたいと思っています。

今後に向かって

とにかく独立してからの4年間は、ただガムシャラに突き進んできただけでなんとか今日を迎えています。今後もこれまでのようにコツコツと歩んでいくだけですが、私にもっと力があれば、もっともっと多くの人の可能性を開花させられると思っています。具体的には、更なる出版やメディアへの露出も視野にいれています。「接客が苦手である」「人とのコミュニケーションが苦手である」「スタッフのチームワークが育たない」というようなお悩みの解決にももっと貢献したいですし、私と同じことを大切に考えている講師の仲間を増やしたい気持ちもあります。仕事を通じて得るものは、もちろん生きていくために必要なお金ですが、それだけにするのはもったいないと常々感じています。その先にあるプライスレスな経験を多くの方に知っていただきたいのです。「そんなものは必要ない」と考えている人に私の価値観の押し売りはできませんが、共感していただける経営者の方たちとともに、ご縁のあった企業様の発展とそこに来てくださるお客さまの幸せに貢献できる人材を育てたい。それが私の幸せでもあり、夢なのだと思います。

若者へのメッセージ

今、うまくいかないことや挫折があったとしても絶対に大丈夫だと伝えたいです。大切なことは、その経験からなにを学び、次にどのように生かすかということです。他人の目や周囲の軋轢に負けず、自分の心の声をしっかりと聴いてください。そうすれば、自分のことを嫌いになることはありません。なぜならば、それは自分で選んだ道だからです。自分で選択したのだという自覚がない人は、すぐに人のせいや環境のせいにしますが、そのような人を見ているとずっと同じ場所で立ち往生しているような気がします。自分の可能性を信じ、自分を支えてくれているすべての人に敬意と感謝を忘れず、愛に満ちた人になってほしいです。人生は一度しかありません。もっている可能性と情熱を余すことなく注ぎこんでください。

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