覚悟の瞬間(とき)

株式会社五常 代表取締役 馬郡幸治
まごおりこうじ

馬郡幸治

福岡県生まれA型
職業:株式会社五常 代表取締役
趣味:仕事、読書、映画鑑賞、バーめぐり
座右の銘:冷静な判断力と燃えるような情熱

吉備国際大学社会福祉学部卒業。地元に戻り、社会福祉法人に入職。入所施設に2年半勤務ののち、就労系の事業に異動となり、6年勤務。その後、平成23年に株式会社を設立。就労継続支援事業A型、就労移行支援事業、相談支援事業を行う。また、34種類のスパイスを使用した無添加のカレーを製造し、販売も行っており、カレーを扱う、飲食店も運営中。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

幼少期から本の虫でした。外見からは見えないでしょうが、読書ばっかりしてましたね。元々は、史学科になりたかったのですが、研究者の世界でやれそうになかったので、断念しました。福祉系の大学に進み、児童福祉に進みたかったのですが、北九州の児童相談所職員は、公務員だったため、就職試験に落ちるなと思い、諦めました。地元で就職先を探して、たまたま、障害福祉と出会いました。その中で、入所施設での勤務を経験し、中軽度の障害を持たれる方々の地域参画や、就労していく事業に携わり、1年経過していく中で、「この道だ」と明確な出来事こそありませんが、確信に近いものを持つようになり、走り続けたら、今に至るといった感じです。

現在の仕事への想い

自分の好きなことを職業に出来ている事が、この上なく幸せに思っています。この仕事に関わる、全ての事柄に関し、障害者支援のプロとして、当たり前の事だと思って行っています。なので、感謝されたり称賛されることが苦手です。わが社のスタッフには、言っていますが、支援を生業にしているので、結果を出して当然で、彼らの訴えている事だけでなく、その奥底にある真のニーズを見出し、結果へ繋げていく事を重視しています。教えたり、諭したり、確認したりと対人援助において、様々ありますが、大事なのは、本人がそれを重要であると気付くことだと思います。押しつけでは、人は動きません。必然性を持たせられる様に意識してます。特に、利用者との関係性においては、普段何も言ってこなくても、本当に追い詰められた時に、「あいつに言えば、なんとかしてくれるかも」と頭に思い描き、相談してきてくれる信頼関係が構築できるように、取り組んでいます。

そう思うようになった、きっかけ

一番最初の事例が、失敗に終わった事です。約10年前、駆け出しの頃、初めて受け持った方の企業実習。「こんなんやったら、死にますよ」等とぼやかれながらも、本人と一緒に、振り返りを行い進めていく中、採否判定の前日に、相手先の工場長から、「本人は、灰色だ。採否には、黒と白しかない。灰色は、黒と同じだ。」と不採用の宣告をされました。その時、どうしてよいかわかりませんでしたが、周囲からは「仕方ないよ。彼だもの」といわれ、納得して翌日を迎えました。そこで、不採用と通達を受けた帰りの車中、その彼が「俺、頑張ったんですかね?」と聞いた時「本当にがんばったよ」と答えたものの、自分自身の行動を鑑み、何も動けていなかったと思いました。出来ないとか経験がないという事は言い訳に過ぎず、出来る範囲で一所懸命にやるとは考えない。この仕事で生きていくならば、全力で出来ない事を出来るようにならなければいけないと気付きました。

あなたにとって覚悟とは

就労部門から外される内示が出た際に、先が見えなくなり、渇望を覚える程に、この職種が自分のやりたい事だと心底、気づいた事と、法人をやめる決断をする前(人事異動が公示された際)に、一部の利用者家族が、事業所をやめて、「居場所を作ってほしい」と依頼されたことと、企業に就労していて問題を起こし離職危機に陥った家族から、「この子が馬郡さんの支援で、失敗して会社を解雇されたのならば、納得できるが、何も本人をほとんど知りもしない人たちに、世話をすると言われ本人が、指図され、辞める事になったとしたら、悔やんでも悔やみきれない。立場は判るが、何とか、支援してもらえないだろうか?」との話を聞き、支援に乗り出す決断をした時です。

今後に向かって

個人的には、就労分野での様々な障害領域の場数を踏み、更に研鑽を重ねていく事と、就労した利用者同士で、結婚する際に結婚式で司会がしたいなぁと思っています。事業としては、障害のある方が働ける飲食分門の拡充(おいしいと喜ばれる商品の開発や店舗運営など)と共同生活の場を設けてほしいとの要望が多いので、先々は、グループホームを設立し、働くことと生活する事の人生の基軸となる2つの面を支えられる事業展開をしたいと考えています。死ぬまで、この業界で働き続けていられたらいいなと思います。

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お気に入り

扇子

外出時は、ほとんどがスーツを着用しているので、内ポケットに常に忍ばせています。今愛用しているものは、サントリーウイスキー響の扇子です。フレーバーが仕込まれているので、香木代わりにもしています。緊張しやすく体型的にも汗をかきやすいので、一年中スーツに忍ばせています。

利用者からの贈り物

私の誕生日に、毎年色紙をくれます。また、就労していったメンバーからは、初任給から贈り物をもらう事があります。写真は、一部のアイテムですが、どれもかけがえのない宝物です。生ものだけは、腐らせる前に頂いています。