覚悟の瞬間(とき)

うすい歯科医院 院長 薄井隆
うすいたかし

薄井隆

福島県生まれO型
職業:うすい歯科医院 院長
趣味:スポーツ観戦、旅行
座右の銘:常に前進、停滞は後退

奥羽大学歯学部卒業後、奥羽大学附属病院保存科第二医局に入局。当時の指導ドクターから言われた言葉、「上を見てもきりがないし、下を見てもきりがない。だったら下は見ずに上だけ見て努力しろ」は、歯科医師人生にとっての重要な言葉。複数の開業医で修行後、2000年郡山市にて「うすい歯科医院」を開業。「私だったらこんな歯医者に行きたい」を常に心がけ、日々診療に向き合っている。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

歯科医師を目指したのは、私が小学生の時に、かつて医者を目指していた父が血液輸血から肝炎に感染し、肝硬変で他界した事が大きな原因だったと思います。父の事を考えれば医学部に進み医師になる道を選んだ方が良かったのかもしれませんが、伯父が歯科医で身近だったことや、病院に長く入院していた父が死亡した病院には嫌なイメージしか無かったことから、私は医師ではなく歯科医師を選んだのだと思います。

現在の仕事への想い

常に私が診療で心がけているのは、「私だったらこんな歯医者に行きたい」ということ。痛いのは嫌だし、リラックスして待ちたいし、 安全な器具を使ってほしいし、ドクターには常に技術に真剣であってほしい。そのように思います。そしてそうした日々の診療の結果、「うすい歯科医院に出会えて良かった」と、患者さんにもスタッフにも言ってもらえるような医院を作っていきたいと思います。

そう思うようになった、きっかけ

初めのきっかけは、やはり父の死でした。かつては今よりも消毒や滅菌はもとより、血液感染についても非常にお粗末で、血液型すらしっかりと調べないで輸血をしていた時代です。私の父親は、元々病弱であったため輸血が必要になったのですが、その血液が肝炎に感染していたのです。父が肝炎で死んだとき、母は泣き崩れていました。当時の私は、訳も分からず、ただひたすら悲しかった記憶だけが残っています。「医療行為による病気の感染は絶対に防ぐべきである!」といった消毒・滅菌の徹底は、ドクターとしてスタートした時点からの私の最も大きなこだわりであり、「私だったらこんな歯医者に行きたい」と思う原点です。

あなたにとって覚悟とは

うすい歯科医院を開業して、一人目の患者さんを迎えた時です。「これから私の責任で患者さんの口の中の健康を守っていく、QOLを支えていくんだ」と覚悟を決めました。もう一つの覚悟の瞬間は、2011年3月11日のあの地震。当時、設備投資として歯科用CTを導入した直後でした。院内は滅茶苦茶、CTのサーバーも故障・・・もうダメだと諦めそうになりました。しかし、幸いにも郡山市内は津波の被害や原発の避難地区にも該当せず、それこそ津波の被害で診療所を閉鎖せざるを得なかった知り合いの先生を目の当たりにして、「弱音を吐いている場合ではない!一日も早く今まで通りのうすい歯科に復旧することが地域を支えることに繋がるんだ」と覚悟を決めました。3月11日はスタッフ全員の無事を確認し、翌々日の13日には医院を空けました。もちろんほとんど患者さんは来ませんでしたが、それでも律儀にも定期検診の予約があった方が来られた時は涙が出ました。

今後に向かって

医療は日進月歩です。停滞は後退を意味します。常に最新の医療を学び、最新の医療機器を導入していくことが求められると思います。ですから、ゴールといえる地点は私にはありません。先日、書籍も出版することになりましたが、常に勉強、常に進歩。率先して前へ。そして、うすい歯科医院も私だけのものではなく、おかげさまでたくさんのドクターやスタッフに恵まれてきました。昨年、出身大学で若手ドクターや学生向けに講演をする機会も頂きましたように、今後は後進の若手ドクターの育成を重要目標に位置付けています。歯科界の未来を照らす若者たちの目標となっていけたらと思います。

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お気に入り

シロナ製のタービン

ドイツのシロナ社によるタービン(歯を削る器具)。パーツのベアリング精度など、一つ一つが優れています。削っている時の回転がスムーズなので、振動が少なく、結果痛みを抑えることができます。日本製などに比べて、一つ一つの差はわずかかもしれないが、それが結果として患者さんの利益に繋がっていると思います。

インプラント

インプラントがなかった時代は、歯を抜いてしまうと入れ歯やブリッジしか方法がなかったが、その両方とも残りの歯に負担をかけ、結果残りの歯の寿命を短くしていました。失った歯を再生させるのと同じ位の効果があるインプラントの登場は、歯科界において革命的ともいえる存在です。