私のカクゴ

花人/ フラワーアーティスト 赤井勝
あかいまさる

赤井勝

大阪府生まれO型
職業:花人/ フラワーアーティスト
趣味:装花
座右の銘:協調性を持つより嫌われる勇気をもて

1965年、大阪に生まれる。花という花材を通じて心を伝えていくことこそを自分の仕事と考え、自らを『花人(かじん)』と称している。また自身の飾る花を、華道でもフラワーデザインでもなく、あえて『装花(そうか)』と呼んでいる。芸能界・スポーツ界や世界各国からの依頼が後を絶たない。フラワーアーティストとして活動中。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

花屋の子なので幼い頃から毎日花は見てきました。その頃から花は好きだったので自然と花屋で働いていました。ちょうど10代後半から20代前半はバブルの時期になり、百貨店のウィンドウやイベントなどでも今まで見たことのない、例えば量やサイズ感などが『今までよりも上回ることが良いことだ』と言われていました。今までは少しだけ花を飾っていた所が全体的に花を飾るようになったりと、世の中がそういう発注が増え、僕達も色々なことを考えるキッカケになりました。そして、バブルが終わってから予算は減ったものの『かっこいいもの』『インパクトあるもの』などの特徴のある花を世の中が求めだしました。20代後半から30代ではだんだんと、やはりもう少し面白くしたり、スッキリさせたりもするようになりました。

現在の仕事への想い

僕にお花を頼みたいであったり、僕にお花を頼んでくれる方々を一つ一つ形にしていくことを大事にしています。依頼者の方がそのシーンに対して、僕がお話を聞いて、その方の頭の中のイメージを引き出して、そこに僕の今までの積み重ねやベストな花のことをより近くで最終的に見て頂いた時に、その方が思っている期待を上回るインパクトや驚きを生み出せればいいなと思っています。『装う』とは『支度すること、拵えるもの』だと考えています。そして『装いも新たに』という言葉があるように、来られた方やその場にいる方にどう見てもらうまでに自分が準備するものが花というカテゴリーを引き受けています。そして、『装う』と『花』を合わせて『装花(そうか)』と呼んでいます。

あなたにとって覚悟とは

引き受けている以上は自分の中で一つの形に納めていくということを毎回自分に銘じてやっています。目の前のことを一つずつ終わらせていき、どれだけ偉そうなことを言っても自分で花を産地まで取りに行くことも出来ない上に、明日台風が来る可能性があったりと、花がちゃんと来るのかをいつも考えています。僕達は自然を相手にしているので、台風が来ると『大変だな』と思いながら台風が過ぎた後には、その土地では作付けが出来ないので、来春ものの量が減ってしまうこともよくあります。現時点でも、来春や来夏ことで頼まれているものもあるので、そういった部分をきっちりやっていくことを心がけています。よく皆さんが『目先のことを考えるな』と仰られていますが僕は目先のことしか考えないです。『今日のこの花が週末にちゃんと咲いてくれるのか』など、花を咲かせないとイベントなどもきっちりやり切ることが出来ないからです。

カッコイイ大人とは?

先輩方はかっこいいなと凄く思います。そして僕の好きな言葉に『日々これ遺言』という言葉があり、必死に駆け抜けてこられた方はやはり色んな経験されてきているので喋っていることが全て遺言だと思っています。それを自分の中で理解出来るところがあれば、それを受け手側が自分なりに咀嚼して『こういうことを言ってくれているんじゃないか』と、会話の中でも自分と向き合ってもらってるという人の言葉は大切にしたいと思っています。

今後の展望

最後は花になりたいです。そして、花はやっぱりカッコいいし、綺麗だなと感じています。花は動かないから風を使って受粉をしたり、昆虫を使ったり、そして昆虫が止まりやすい様に萼を大きくしたりだとか健気だなと思っています。人間は手紙を書いたり会いに行ったりと色々なアプローチありますが、花はそういうことはしないので、花になりたいです。

若者へのメッセージ

頑張らないでください。なるようになります。『やるな』と言っても、やりたくなれば皆さん行動すると思いますし、それにどこかで出会うと思います。そこのタイミングだけ自分で気付く時があると思うので、そこだけだと思います。頑張るな。

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お気に入り

ローマ法王と謁見した際に頂いたクロス

2009年頃に様々な国の大使・大使夫人に対して花の教室を開いていた際に、たまたま国交がない国同士の大使・大使夫人が参加され、交流することがありました。そのことがローマ法王の耳に伝わりローマ法王にお会いする機会を頂き、『お花を通じて世界平和を進めてください』という形でクロスを頂きました。

ハサミ

無くてはならないものです。